内容説明
第一詩集『夏の遺言』から五年、第二詩集は詩人九十五歳の日常を、寂寥の現実と甘美な幻想とを交錯させながらうたう新作十一篇に、敗戦直後に書かれた未発表詩篇五篇を収録。
目次
きみよ なぜと我に問うなかれ―コクトオのパロディー
一本道
夕暮れの豆腐屋
花芒
雨の朝市
枯木
便り
長い塀
雨の公園
教会への道
薔薇の柩
去年の友いまいずくに
生涯の歌 プレリウド・獄屋にて
アリオゾ
璧詩 作品・二の二
花柑〓(しょう)に寄せて 作品・三の八
Sizain pour SUZANNE op.24‐3