内容説明
トリュフォー映画の基調をなすテーマとスタイルはなにか?みずみずしい初期の作品から自伝的なドワネル・シリーズ、そして晩年の傑作『終電車』まで、師と仰ぐヒッチコック/ルノワールとの比較を通してトリュフォー映画の魅力をあますところなく論じ尽くす。緻密で刺激的、初の本格的作品論。
目次
第1章 映画狂から映画監督へ
第2章 ヒッチコックにならって
第3章 ルノワールのヴィジョン
第4章 女は魔物か?
第5章 恐るべき子供たち
第6章 一人称単数の映画
第7章 逃げ去るイメージ
著者等紹介
インスドーフ,アネット[インスドーフ,アネット] [Insdorf,Annette]
1950年、パリに生まれる。ポーランド移民の家系。アメリカに移住し、ニューヨークで育つ。1972年クイーンズ・カレッジで学士号を、さらにダンフォース財団のフェローとして1975年イェール大学で博士号を取得。現在、コロンビア大学芸術学院映画学科の主任教授。『ニューヨーク・タイムズ』紙などへも寄稿し、テレビの映画関連番組でホスト役をつとめる。短篇映画の製作にも携わるなど、精力的に活動をつづけている
和泉涼一[イズミリョウイチ]
1954年、東京都に生まれる。東京教育大学文学部を卒業後、筑波大学大学院文芸言語研究科博士課程を単位取得退学。現在、茨城キリスト教大学教授。専攻、フランス文学
二瓶恵[ニヘイメグミ]
1971年、福島県に生まれる。パリ第三大学にて仏語学・仏語教育学を専攻。同大学院修士課程中退。茨城大学大学院修士課程修了。1996年から2005年までパリ在住。現在、茨城キリスト教大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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