内容説明
今日承認されている人間についての科学的な知識に新たな認識(アントロポゾフィー=人智学)を付け加え、医学的な知識と技術のための新しい可能性を見出す。一九三五年、ルドルフ・シュタイナーが、迫りくる死の三日前まで、最後の力を振りしぼって推敲をつづけた最後の著書であり、また唯一の共同執筆による著書の待望の完訳。
目次
医術の基礎としての、真の人間本性の認識
なぜ人は病気になるのか
生命の現れ
感受する有機体の本質
植物、動物、人間
血液と神経
治癒作用の本質
人間の有機体内の諸活動、糖尿病
人体における蛋白質の役割とアルブミン尿
人間の有機体における脂肪の役割と見せかけの局所症候群〔ほか〕