内容説明
ユイスマンス、ジャン・ロラン、メーテルランク、ラシルドなど、19世紀末を生きた作家たちの作品を読み解きながら、魂のありかを見失った「終わり」の時代の人々の、迷いと焦りと闘いを浮かびあがらせる渾身の評論。
目次
第1部 「斬首」の不安、「身体」の過剰(ピエロとマネキン―あるパントマイム脚本をめぐって;パイナップルと魂―ジャン・ロラン『ブーグルロン氏』;「然るべき場所にあるものなど何もない」―メーテルランク『温室』、ラシルド『ヴィーナス氏』その他;「ただ最悪のことが起きる」―ユイスマンス『流れのままに』他二篇;狂想のマチエール―ユイスマンス『仮泊』)
第2部 「彼方」の幻影、「断片」の揺らめき(不可思議なものへの愛―ジャン・ロラン『象牙と陶酔のお姫さまたち』;「この世ならぬ源」を求めて―ユイスマンス『出発』、『スヒーダムの聖女リドヴィナ』など;世界との愚直な絆―写真家アジェとサン=セヴラン教会;「巫女」の時代の終わり―ヒステリーと霊媒をめぐる諸言説について;未知なる魂のために―プルーストの問いかけ)
著者等紹介
湯沢英彦[ユザワヒデヒコ]
1956年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(仏文学)中退。プルーストの作品生成研究でパリ第四大学博士号取得。現在、明治学院大学文学部フランス文学科教授。主要著作として『クリスチャン・ボルタンスキー―死者のモニュメント』(水声社、2004年、第十四回吉田秀和賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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