フィクションのエル・ドラード<br> 対岸

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フィクションのエル・ドラード
対岸

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  • サイズ B6判/ページ数 179p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784891769543
  • NDC分類 963
  • Cコード C0397

内容説明

ボルヘスと並ぶアルゼンチン代表作家による幻の処女短編集。怪奇・幻想的な作品からSF的想像力を遺憾なく発揮した作品まで、フィクションと現実のあいだで戯れる珠玉の13編。短編小説というジャンルとテーマについて持論を披瀝した貴重な講演「短編小説の諸相」もあわせて収録。「剽窃と翻訳」「ガブリエル・メドラーノの物語」「天文学序説」の三部構成。

著者等紹介

コルタサル,フリオ[コルタサル,フリオ] [Cort´azar,Julio]
1914年、ベルギーのブリュッセルに生まれる。1918年、両親とともにアルゼンチンへ戻り、幼少から読書三昧の日々を送る。1937年から45年までの地方教員時代を経て、すこしずつ詩や短編小説の創作を手掛けるようになる。1951年、短編集『動物寓意譚』を発表した後にパリへ移り、短編集を書き続けた。1963年発表の『石蹴り遊び』でラテンアメリカ文学のブームに合流し、多くの作家と親交した。1960年代後半以降は、キューバ革命政府を積極的に支持し、ニカラグアのサンディニスタ民族解放戦線を支援したほか、軍事独裁政権反対運動に加担したが、晩年まで秀作を書き続けた。1984年、パリに死去

寺尾隆吉[テラオリュウキチ]
1971年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、フェリス女学院大学国際交流学部准教授。専攻、現代ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

62
コルタサスが地方教員時代だった頃に執筆された幻想的不条理の初期短編集。冒頭の『吸血鬼の息子』が面白い。全体的に死の匂いがするように感じるのは、当時の著者の精神状態を反映しているのか?2018/10/31

HANA

53
コルタサルの処女短編。後年の諸作品と比べて、方向性が定まっていないような印象を受けた。「吸血鬼の息子」「大きくなる手」「転居」等が面白く感じられた。特に「転居」なんかは、後の現実がだんだん変容していく話みたいで面白い。が一方で、ラストがありきたりな作品も数多い。SFやサスペンス等様々なジャンルに跨っているが、やっぱり作者の本質は幻想性にあり、後の作品はそれを見事に昇華させているというのが読みながら感じられる。巻末の講演録も著者の短編観を表したものとして貴重ではないだろうか。具体性はあまり無いようだけど。2014/03/04

まさむ♪ね

45
わたしは木の葉。虚構と現実の間を行ったり来たり、風に揺れ、舞いながら落ちてゆく。もちろん、逆らうことは許されない。行き着く先はどこだろう?彼岸か、此岸か、それとも異界空間か、はたまた宇宙の見知らぬ星なのか。そこでわたしは吸血鬼に血を吸われ、魔女に魔法をかけられて、異星人と仲良しに。そしてとうとう、今いる場所を見失い、さらには自分自身をも見失う・・・という夢を見ていた!?怪奇も幻想もSFも、身体中の毛という毛が逆毛立つのを禁じ得ない、異次元のゾワゾワ感がクセになる十三の物語。2015/02/21

とりあえず…

24
妖しくも美しく、どこか懐かしくさえ感じる短編集でした。細部にまで到る丁寧な描写が匂い立つように情景を浮かび上がらせ、幻想世界でありながら、現実のものかのような錯覚を呼び、時代を感じさせません。初めて手にとる作家さんでしたが、また一人、凄い作品を生み出す方と出会いました。2015/04/05

skellig@topsy-turvy

22
するん、と卵型の悪夢めいた非現実に落っこちる。不条理だし、明白な解決も理由も訪れないという点はある意味現実的なのかもしれないけど、語りが幻想的で綺麗。ゆらゆら揺れる蜃気楼のようでありながら、硬く構築されていく世界。目は覚めているのに、足元が常に少し地面から浮いているような感覚を味わいながら読みました。2014/05/04

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