内容説明
ボルヘスと並ぶアルゼンチン代表作家による幻の処女短編集。怪奇・幻想的な作品からSF的想像力を遺憾なく発揮した作品まで、フィクションと現実のあいだで戯れる珠玉の13編。短編小説というジャンルとテーマについて持論を披瀝した貴重な講演「短編小説の諸相」もあわせて収録。「剽窃と翻訳」「ガブリエル・メドラーノの物語」「天文学序説」の三部構成。
著者等紹介
コルタサル,フリオ[コルタサル,フリオ] [Cort´azar,Julio]
1914年、ベルギーのブリュッセルに生まれる。1918年、両親とともにアルゼンチンへ戻り、幼少から読書三昧の日々を送る。1937年から45年までの地方教員時代を経て、すこしずつ詩や短編小説の創作を手掛けるようになる。1951年、短編集『動物寓意譚』を発表した後にパリへ移り、短編集を書き続けた。1963年発表の『石蹴り遊び』でラテンアメリカ文学のブームに合流し、多くの作家と親交した。1960年代後半以降は、キューバ革命政府を積極的に支持し、ニカラグアのサンディニスタ民族解放戦線を支援したほか、軍事独裁政権反対運動に加担したが、晩年まで秀作を書き続けた。1984年、パリに死去
寺尾隆吉[テラオリュウキチ]
1971年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、フェリス女学院大学国際交流学部准教授。専攻、現代ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コットン
HANA
まさむ♪ね
とりあえず…
skellig@topsy-turvy