内容説明
赤塚不二夫、手塚治虫、石ノ森章太郎との出会いと別れ。山下洋輔、タモリ、筒井康隆、井上陽水ら異能たちとの交友―。数々の「伝説」を生んだパロディ・マンガ家の、そのありのままの半生記。
目次
淡い淡い記憶の彼方へ
夜が明けたら
『メトロポリス』か、デッサン修行か
『漫画少年』と東日本漫画研究会
プロマンガ家になる喜びと苦悩
マンガ家デビューと詩作
SFと怪奇への関心
新人類マンガ家に目覚める前夜
フジオ・プロの躍動とパロディ時代
『東海道戦争』ふたたび、そして『COM』連載〔ほか〕
著者等紹介
長谷邦夫[ナガタニクニオ]
1937年、東京に生まれる。マンガ家、マンガ批評家。高校在学中よりマンガを描きはじめ、伝説のトキワ荘に出入りする。赤塚不二夫のアイディアブレーン、詩人、作詞家、編集者などその活動は多岐にわたる。現在、大学や専門学校等でマンガ・小説を講じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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長谷邦夫
2
新刊の拙著!!アマゾンで予約分?発送したらしいが、その後、お取り扱い出来ません~状態です。400ページを越える大冊。よろしくどうぞ!2011/12/25
kokada_jnet
1
長谷先生の、実に多彩な交友・活動が詳細に描かれていて興味深くよんだが。他の著書と重なる「トキワ荘」「赤塚ギャグ黄金時代」についての記述を意識的に控えめにしているので、やはりどうしても、ものたりなく感じてしまう。2012/04/05
よしだ まさし
0
長谷邦夫『あるマンガ家の自伝 桜三月散歩道』水声社を読了。 実は、長谷邦夫と言われても、とっさに作品名は思い浮かばなかった。思い浮かぶのは、あの特徴的な髪型の似顔絵と、赤塚不二夫関係でよく目にしていた名前だよなあということ。赤塚不二夫のブレーンとしてずっと活躍していた人なのだろうというイメージだけがずっとあった。 本書を読むと、「漫画少年」「墨汁一滴」「トキワ荘」というお約束のキーワードを経て、曙出版から貸本漫画家としてデビューし、貸本単行本を山のように出していたのだということを初めて知った。 そして驚く2012/05/03
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