危機のなかの文学―今、なぜ、文学か?

個数:

危機のなかの文学―今、なぜ、文学か?

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 274p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784891767853
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

内容説明

政治、経済、社会、文化のあらゆる領域で激動する21世紀の世界において、文学は成立するのか?するとしたら、いかなるかたちで、何のために?危機のなかの文学を問う。

目次

1 「文学」という存在(文学は必要か?教養、祈り、悪;普遍のつくり方―中世文学と聖杯;近代の始まりにおいて文学はどのようにポジションを定めたか―『ガルガンチュア』『パンタグリュエル』『ドン・キホーテ』について)
2 文学は何をするのか(民主主義社会における文学―マラルメと第三共和制;非文学へと開かれる文学―ルーセル的文学あるいは写真的文学;現実と超現実のあわいに―『ナジャ』の「声」;文学にとって行動とは何か―マルローの『人間の条件』における行動;今日の日本における空間の輻輳と作家たち)
3 文学に現れる近代(崩壊する風景を前にして―バルザック『農民』における楽園の二重性;『サラムボー』にみる古代への眼差し;「危機の文学」としてのサロメ神話;文芸の中にある知―「批評詩」へ向けたマラルメの道筋;「たけくらべ」に見る子どもたちの近代)

著者等紹介

赤羽研三[アカバケンゾウ]
1949年生まれ。東京都立大学大学院人文研究科博士課程満期退学。上智大学教授

大鐘敦子[オオガネアツコ]
1964年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学(文学博士)。関東学院大学教授

沖田吉穗[オキタヨシホ]
1950年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。早稲田大学教授

神田浩一[カンダコウイチ]
1965年生まれ。東京大学大学院人文社会研究科博士課程満期退学(パリ第七大学文学博士)。一橋大学・フェリス女学院大学等非常勤講師

北山研二[キタヤマケンジ]
1949年生まれ。東京外国語大学大学院外国語学研究科修士課程修了。成城大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ecriture

6
文学とは何なのか。「文学が危機に晒されている」というのは昔からことあるごとに言われてきた物言いだが、この本は自分から進んで文学というものを危機のなかに放り込む。文学の自明性を疑い、文学が何を成しえて、何を成しえないのか、あるいは何も成す必要がないのではないかといったことを考えていく。3800円とお値段が高く手が出にくいが、これから先何度も立ち返ることになる一冊となった。2011/03/10

my_you

0
ベタに文学の有用性を云々するのは神田さんだけ。あとは専門的な作品論なので、色々読んでいるひと向けという感じである。2015/02/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/941889
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。