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内容説明
1920年代~30年代という“危機の時代”にあって、鮮やかな光芒をはなったベンヤミン、バフチン、メイエルホリド、そしてロシア・アヴァンギャルド運動。
目次
ベンヤミンのロシア
ロシア未来派における芸術と社会―イタリア未来派と比較して
メイエルホリドについて―日本(演劇)との関係を中心に
トレチヤコフの討論劇『子どもがほしい!』
ロシアの絵本の魅力―ロシア・アヴァンギャルドの残したもの
ロシア・フォルマリズムとバフチン
「ともに」「さまざまな」声をだす―バフチンの対話的能動性と距離
対話的能動性と創造的社会―バフチン的社会学の今日的意味
危機の言語学
生成の場を「栖」とする人
著者等紹介
桑野隆[クワノタカシ]
1947年、徳島県に生まれる。東京外国語大学大学院修士課程修了。現在、早稲田大学教育学部教授。専攻、ロシア文化・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ルートビッチ先輩
1
ベンヤミン、メイエルホリド、バフチンについて既発表の論考を集めたもの。それら三者を比較するということではなく、それぞれについての論考。ベンヤミンについてはロシアとの関わりについて、「生産者としての作家」における集団的制作が当時のソヴィエトにおける経験や情報に影響を受けていることを指摘する。これは後のバフチン論における対話的能動性とそれの持つ社会性の議論に繋がっている。現代にいたるまでバフチンをめぐる状況は詳しく分かるが、それが「危機」に対してどのように有効なのかは明確に提示されない。2015/10/20
hal_7
0
自己目的化。 / タイトルあんまり関係ない気が。2012/04/09