内容説明
1940年代後半、ブルックリン育ちのぼくは、ヘンリー・ミラーの影響をうけ、大西洋をわたってパリで放浪生活をすることに…。水彩画家、編集者、詩人、作家として活躍した著者の、みずみずしい自伝的小説。
著者等紹介
ステットナー,アーヴィング[ステットナー,アーヴィング][Stettner,Irving]
1922年、ニューヨークのブルックリンに生まれ、2004年、ペンシルヴェニア州ダラスで没した。水彩画家、編集者、詩人、作家として活躍。1940年代後半にヘンリー・ミラーと出会い、『北回帰線』の舞台であるパリに興味をかきたてられ、海を渡る。1948年頃から約十二年間、たまに米国に戻ることもあったが、主としてパリで放浪生活を続けた。1974年より、リトルマガジン『ストローカー』の編集・出版を始め、寄稿者であったヘンリー・ミラーとの親交を深める。1997年に妻子同伴で来日してからは、晩年は主に日本で旺盛な創作活動をした
本田康典[ホンダヤスノリ]
1938年、熊本市に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻、二十世紀英米小説。現在、宮城学院女子大学名誉教授
ステットナー,三保子[ステットナー,ミホコ]
北海道深川市に生まれる。1981年渡米、ニューヨーク市立ハンター大学卒業。1991年より、前衛文芸雑誌『ストローカー』その他の編集・翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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