内容説明
マレーヴィチ、ヴェルトフ、ソクーロフ、平戸廉吉、神原泰、稲垣足穂、江戸川乱歩…。ジャンルやメディアを超えて時代の先鋭なる領野を獲得した、20世紀の表現者たち。「前衛」を駆け抜けた彼らの前史/後史を精緻に読み解き、日本―ロシアを往還する表象文化論集。
目次
1(世界の未来派、日本の未来派―平戸廉吉、神原泰、尾形亀之助、稲垣足穂;テクスト・裏・遊歩―江戸川乱歩;村山槐多における「子供の領分」;牧野信一における三つの固有相―物、場、雰囲気;もう一つの『終わりの詩』―ヴァシリスク・グネドフ;詩的言語の前哨―ザーウミの系譜)
2(グリッドについて「黒い正方形」が知っている二、三のこと―カジミール・マレーヴィチ;無対象絵画と絶対映画との出会い―カジミール・マレーヴィチ、ハンス・リヒター;映像における剰余体験―ユーリイ・ロトマン、ジガ・ヴェルトフ他;転生=映像―アレクサンドル・ソクーロフ)
資料
著者等紹介
大石雅彦[オオイシマサヒコ]
1953年、静岡県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士課程退学。現在、早稲田大学文化構想学部教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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