内容説明
ロシア・アヴァンギャルド芸術の中心的存在にして、20世紀演劇史上最も偉大な天才メイエルホリド。その華々しい足跡と鮮烈な輝きを放った芝居の実際を、広汎な資料や図版を駆使して多角的に浮き彫りにする。
目次
修行時代―一八七四‐一九〇五年
演劇スタジオ―一九〇五年
象徴主義からグロテスク―一九〇六‐一九〇七年
ダペルトゥット再来―一九〇八‐一九一〇年
二重生活―一九一一‐一九一七年
革命と国内戦―一九一七‐一九二一年
ビオメハニカと構成主義―一九二一‐一九二三年
人民芸術家―一九二三‐一九二六年
査察官―一九二六年
新しいレパートリー―一九二七‐一九三一年
「無縁の劇場」―一九三二‐一九三八
最終幕―一九三八‐一九四〇
著者等紹介
ブローン,エドワード[ブローン,エドワード][Braun,Edward]
イギリスの演劇研究者。1964‐69年、ケンブリッジ大学でメイエルホリドを研究、その間1966‐67年にはソ連に留学し、国立レニングラード演劇・音楽・映画大学に学んだ。1969年よりブリストル大学演劇科で教鞭をとり、近代ヨーロッパ文学と英文学を講じている。1971年には、ロンドンをはじめヨーロッパ・アメリカ各地をまわった展覧会『革命のなかの芸術』を企画担当し、ロシア・アヴァンギャルド芸術の紹介に努めた
浦雅春[ウラマサハル]
1948年、大阪市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻、ロシア文学、表象文化論
伊藤愉[イトウマサル]
1982年、京都市生まれ。現在、一橋大学大学院言語社会研究科修士課程在籍。専攻、ロシア演劇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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