内容説明
性解放への企てと暴力的なまでに虚飾を排した挑戦的な文体によって全世界に衝撃を与えたヘンリー・ミラーを同時代の文脈のなかに位置づけるとともに、その今日的意味を問う。
目次
ジョルジュ・デュアメルとルイス・ブニュエル
『南回帰線』における超現実主義的テクスト
路上のオルフェウス
悲嘆と超越
アナイス・ニンとヘンリー・ミラー
ヘンリー・ミラーのテクストに響くアナイス・ニンの声
ヘンリー・ミラー、ロレンス論に挑む
ヘンリーとジェイムズ
ヘンリー・ミラーとジョージ・オーウェル
あるベトナム人にとってのヘンリー・ミラー
荒木経惟、クレイジー・ヘンリー・ミラー
書誌
著者等紹介
本田康典[ホンダヤスノリ]
1938年、熊本市に生まれる。早稲田大学大学院修士課程修了。現在、宮城学院女子大学名誉教授。専攻、二十世紀英米小説
松田憲次郎[マツダケンジロウ]
1951年、横浜市に生まれる。パリ第三大学大学院博士課程修了。現在、尚絅学院大学教授。専攻、米仏比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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