内容説明
家庭の中に囚われていたケイトが、家を出て、さまざまな出会いの末、見出したものとは…。ノーベル文学賞受賞作家の本。
著者等紹介
レッシング,ドリス[レッシング,ドリス][Lessing,Doris]
1919年、ペルシア(現イラン)に生まれる。両親はイギリス人。のちに南ローデシア(現ジンバブエ)に移り、かの学校に入学するもなじまず、学校を離れ、以後、独学を続ける
山崎勉[ヤマザキツトム]
1927年、福井県に生まれる。専攻、現代英米文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
つつま
3
          
            女の人生。得難い広がりがある、ので胸を突かれます。世界的にみても先進国でありながら日本では男女の就労や家事時間など男女の不均衡は特殊なままなんだよね。女性が社会的にも個人的にも成熟するとはこういうことなんだろうか。そして、この本が書いてる時代は60〜70年代、うちらの親世代の女性の葛藤なのよね。まだ、ここの年代の端緒にもつけていない、現在日本の女性の社会的生きものとしての成熟度。2016/11/09
          
        かーんたや
2
          
            主な話の筋はよくわからなかった。女性の自由の話だったらしい。途上国の人が見たらどう思うかに関する記述がときどき出てくるところがこの人らしくてよかった。国際会議が演技しているだけとか、結局この人が味方したいのは生まれ育ったジンバブエの土着人なのか。女性の権利も主張するのかもしれないけど、あまり単純な主張はしない。2021/02/11
          
        たい
1
          
            一人の女性の夏の間の記録。章によって彼女はどんどん姿を変える。彼女自身が意識してではなく、周りの環境や状況が彼女に変化を要求している。激しさや派手さはないが痛々しいほど誠実な小説だ。2013/04/02
          
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