現代ウィーン・ミステリー・シリーズ 血のバセーナ―８人の女性ミステリー作家による短篇集

ホルヴァート，ミヒャエル【編】〈Ｈｏｒｖａｔｈ，Ｍｉｃｈａｅｌ〉/伊藤 直子/須藤 直子【訳】

水声社（2002/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 306p／高さ 19cm
• 商品コード 9784891764661
• NDC分類 943
• Cコード C0097

内容説明

美しき青きドナウに流れる死体…個性豊かなウィーンの女性作家たちが紡ぎだす、ミステリアスなタペストリー。

著者等紹介

ホルヴァート，ミヒャエル［ホルヴァート，ミヒャエル］［Ｈｏｒｖａｔｈ，Ｍｉｃｈａｅｌ］
１９６３年、ウィーン生まれ。作家、シナリオライター。『ブーフクルトゥーア』誌の編集長を数年務める。ミステリーをテーマとした記事、エッセイ、インタヴューを多数発表。ウィーンに在住

伊藤直子［イトウナオコ］
１９５４年、東京生まれ。東京都立大学大学院独文学修士課程修了。近代ドイツ文学専攻。現在は国立音楽大学等で非常勤講師を務める

須藤直子［ストウナオコ］
１９６０年、東京生まれ。東京都立大学大学院独文学修士課程修了。近現代ドイツ・オーストリア文学専攻。現在は中央大学、明治大学等で非常勤講師を務める
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感想・レビュー

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[キムチ]

この邦題…不可思議だったが、巻末に説明している…曰く｢バセーナとは井戸端みたいなとこ｣i言うてみれば、ワイワイガヤガヤのしゃべくりを物語にしたというとこか。とは言え、接頭に｢血の｣とつくから愉しい咄は皆無。美しきドナウの香りは無く、川を流れてくる死体集めの婆さんの咄はうそざむさ満開。このシリーズは9巻有るようだが一冊でお腹一杯…旅の手すさびに行きつ戻りつ読んだ割りには作者達の言わんとする落とし処がつかみ辛いのが多かった。国民性の違いといやぁ簡単だけど、不消化でした。

2016/07/09