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内容説明
ミステリアスな古都ウィーンへようこそ。突如姿を消した親友ファニーの行方を追う女子大生のフローは、失踪の謎を探るうち、身辺で錯綜する人間心理の迷宮にまよい込む―。私は一体、誰?「心理学の街」のサイコミステリー。
著者等紹介
イングリッシュ,ロッテ[イングリッシュ,ロッテ][Ingrisch,Lotte]
1930年、ウィーン生まれ。小説のほか劇作やラジオドラマ、テレビドラマの脚本も手掛ける
城田千鶴子[シロタチズコ]
1952年、小田原市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ドイツ文学・オーストリア文学専攻。現在は早稲田大学他で非常勤講師を務める
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔亀
31
ウィーン市の中心部にペスト記念柱が17世紀末に神聖ローマ帝国レオポルト1世により建てられ、現在観光名所になっている。14世紀以来、何度も猛威を振るったペストの流行が下火になり、神の加護への感謝の証のためだという。本書は、しかしペストと何ら関係がなかった。【コロナ55(冊目)】のはずが当てが外れた。現代のウィーンを舞台にした都市ミステリーだった。都市ものとしてはどうだったか。■私はかつてハードボイルト特に私立探偵もの(P.I.)に夢中になっていた時期があった。P.I.の主人公は紛れもなく都市だ。都市の猥雑↓2020/09/19
慧
0
★2001/07/06