ロシア語史講話

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ロシア語史講話

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  • サイズ A5判/ページ数 358p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784891763183
  • NDC分類 880.2
  • Cコード C3087

内容説明

本書は、ロシア語の歴史に関する事実の中から、現代ロシア語との関連、という意味で興味深そうなエピソードを選んで、ロシア語学習者が読んで楽しめるような形にまとめてみたもの。

目次

ロシア語の歴史に関する概観
基礎的な事実について少々
音と音の相性、音と音の戦争
相性の悪い音同士が仲直りをしたわけ
出没母音をめぐる話
母音交替をめぐる話
名詞の歴史をめぐる話
代名詞の歴史をめぐる話
形容詞の歴史をめぐる話
動詞の歴史をめぐる話
構文の歴史をめぐる話、その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ががが

4
ロシア語史。とても面白い。現代のロシア語がどうしてこのような言語体系になっているかということを歴史を通して一つ一つ理屈を通していく。音の組み合わせの相性によって起こった音変化などは、ロシア語を学習するときに不可解に思ったことを解消するよい説明になっていて頭がスッキリする。スラヴ語特有とされてる動詞の体が、時制や法の文法概念が衰退した結果現れた形式だということも非常に興味深い。詳しい事項は割愛してあり、この分野はいったいどれだけ複雑なんだと思いながらも、この本一冊でロシア語史の輪郭はおおよそ分かると思う。2016/09/15

にせねこ

1
現代ロシア語を学んでいる人向けで、現代語との関連付けで説明がなされていることが多い。古ロシア語の発音体系や文法などを参照しながら現代のロシア語はそこからどのように変化して今の様になったか、ということが分かり、面白かった。ロシア語の不思議な現象(例えば不規則な変化をする単語だとか、過去形が人称・数でなく性・数に応じて変化するだとか)も言語の歴史から見ると何だか納得できた所もある。あまり体系立ってない気がし、学術書っぽくはないが読み物としては良い。古代語相手なので解明されてない部分などモヤモヤする所はあるが…2016/02/15

こずえ

0
ロシア語の言語形成過程がまとまっている。言語という側面からみる歴史も楽しい

けふたろ

0
ロシア語の不規則な変化などについて「そういうことだったのか」と納得できる。例文は難しい。また歴史的な理由を知っているからロシア語ができるかというとそうでもないだろう。しかし好きな人はとにかく好きだと思う2025/01/18

s0o0gle

0
昔はアルファベット(キリル文字)はこう読んでいたんだよ。軟音記号や硬音記号もちゃんと発音していたんだよ。名詞、形容詞、代名詞はもっとめんどくさい変化をしていたんだよ。動詞は・・・という感じで昔はこうだったんだよという話をつらつらと。 で、それって実は○○の時代は△△という学派が流行って、こういう一元論で片付けようとしたんだよ、みたいな文脈があって、学派同士の軋轢とかもあったとおもうけど、この本では見事にそういった大人の事情を省略して、大体こんな感じで変遷したよっていうのを教えてくれる。

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