感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
渡邊利道
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80年代のフランス文芸時評（紹介）と、60年代後半から80年代末までの書評を、二部構成・時系列に沿って集めた本。一貫した問題意識が感じられてその息の長さに驚かされる。ブランショ、フーコー、ロートレアモン、ル・クレジオ、デリダ。セガレンなどはもちろん、トゥルニエやビュトールと言った現代作家への眼差しが鋭い。また渡邊守章／クローデル、マラルメ、清水徹、宮川淳など同時代の文章か、それに師匠・福永武彦について書かれた文章なども興味深かった。2017/03/22
