王昭君―異郷に永眠(ねむ)る悲劇の美人

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784891746254
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0022

目次

「王昭君説話」の成立
魏・晋・南北朝の「王昭君説話」
「王昭君変文」『明妃伝』
宋代以後の「王昭君説話」

著者等紹介

堀江〓子[ホリエキョウコ]
文学博士。昭和18年長野県生まれ。二松学舎大学大学院で博士課程(中国学)を修了。昭和53年に故・堀江知彦氏と結婚。墨香会主宰(書道、号は蓬壼)、幽水会会長(茶道遠州流、号は幽趣庵、宗蓬)
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感想・レビュー

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韓信

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王昭君の評伝かと思って手にとってみたら、漢代から元代までの王昭君説話の変遷を説く論考だった(著者の博論本とのこと)。そりゃ本1冊分の事績はないか。結局毛延寿の肖像画の話のルーツは解らない(一番古い出典は西京雑記)ものの、石崇や白楽天ら多くの詩人にその悲劇をうたわれ、唐代には変文として民衆芸能にまで広がり、元代には元曲の題材となる、息の長い受容史が綴られる。単純な異域へ嫁ぐ悲劇から、宋代の詩では朝廷への風刺も込められたりと、時代によってカラーが変わっていくの興味深い。2023/09/10

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