赤の発見 青の発見―高輝度LEDで光の三原色をつくった天才たち

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784891731373
  • NDC分類 549.81
  • Cコード C0050

内容説明

世界的発見、発明に至る経緯、創造力を発揮させる必須条件、科学、技術、そして日本のあるべき姿を語り合う。知能犯と暴力犯による毒舌対談集。

目次

第1章 赤の発見
第2章 青の発見
第3章 赤の発見、青の発見
第4章 結晶という“宇宙”
第5章 創造的であるために
第6章 夢は地球を駆けめぐる

著者等紹介

西澤潤一[ニシザワジュンイチ]
岩手県立大学長、(財)半導体研究振興会半導体研究所所長、工学博士。世界的な半導体研究者。1926年(大正15年)仙台市に生まれる。1948年東北大学電気工学科卒業。1962年東北大学教授。1990年東北大学総長。1998年より岩手県立大学長、2005年より首都大学東京学長などを務めた。日本学士院賞、文化勲章、本田賞、エジソンメダルなどを受賞

中村修二[ナカムラシュウジ]
カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授。青色発光ダイオードの発明発見で世界的に知られる。2014年ノーベル物理学賞を受賞。1954年(昭和29年)愛媛県に生まれる。1979年に徳島大学大学院修士課程を修了し日亜化学工業(株)に入社。1993年に青色LED、1999年に紫色レーザーを発明発見。仁科記念賞、大河内記念賞、本田賞、朝日賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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それいゆ

64
ノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇名城大教授・天野浩名古屋大教授と中村修二カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の青色スーパ-LEDは、それぞれ何が違うのか?もうひとつ理解できなかったのですが、この本を読んでみて何となく解ったような気がします。ちょうど今3人とも授賞式に向けストックホルム入りをしていますが、両者はどんな関係にあるのでしょうか?互いに開発競争をして特許権を争ったので、親しい関係にあるとは思えません。ストックホルムで顔を合わせて、お互いどんな言葉を交わすのか興味があります。2014/12/06

あーさん☆花火大会が迫っています!!

41
学研まんがでよくわかるシリーズを読んだ為、西澤氏と中村氏目線で。2018/07/29

けんとまん1007

9
文系の自分には技術的な部分は理解できなくて、何となくしかわからない。ただ、それよりも、その研究プロセスとか視点の持ち方という点が面白いし、また、今の日本の教育や文化・政治のもとにある考え方への考察がなるほどと唸ってしまう。能・狂言の型と個性の話題なんかも、そのとおりだと思う。やはり、今のこの国では、型破り・非常識と言われている人からしか、このような人は産まれない。お二人の共通点は、とにかく動くということかと思う。もちろん、考察があってのことだが。世の中。考察も動きもなく、口だけが多い。2014/12/12

Humbaba

5
言われたとおりに仕事をするのではなくて、自分がやりたい、やるべきだと思ったことを貫く。当然会社からは異端視されるのは避けられないが、最終的には貫いたことで得られるものがある。周囲の中で自分がその分野で一番詳しいと確信できているからこそリスクをおってでも行動できる。2017/02/17

tatata

4
クセのあるお二方の赤LED,青LED開発秘話。中村さんといえば日亜化学に対して訴訟を起こしたことで世間では有名ですが、会社への忠誠心ゆえの行動(特許申請、論文発表)というのは驚いた。会社は会社で彼だけのために資金提供していたよう。両者が肝心なところですれ違ってしまったのは残念に思える。また国は安定を求め大手企業からLEDを購入するというのも、確かにそんなものかもしれないが開発者にとってはやりきれなくなるでしょう。2016/03/31

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