内容説明
世界の生物物理学、バイオサイエンスを開拓・リードする大沢文夫さんとその仲間たち。ナノサイエンス、べん毛モーター、筋肉、高分子電解質…。仔馬たちがのびのび育った伝説の“オオサワ牧場”の主人が、60年に及ぶワクワクドキドキの研究とその未来を淡々と語る。
目次
終戦直前の名古屋大学
研究室(K研)の出発
高分子の研究
筋肉の研究へ
アクチン研究
日本生物物理学と名大分子生物学研究施設
研究テーマの拡がり
バクテリアべん毛研究スタート
生物物理分野の確立
二冊の英文著書について〔ほか〕
著者等紹介
大沢文夫[オオサワフミオ]
1922年大阪府生まれ。理学博士。1944年東京帝国大学理学部物理学科を卒業、名古屋帝国大学理学部助手。50年に助教授、59年に教授。1961年に理学部附属分子生物学研究施設教授。68年より大阪大学基礎工学部教授を併任。研究テーマは物理学、生命科学の広範囲にわたり、とくに生命現象の機構を解明すべく展開した物理学的方法論は世界的に高い評価を受け、生物物理学の発展に大きく寄与した。中日文化賞(昭和38年)、朝日賞(昭和50年)、藤原賞、紫綬褒章(ともに昭和60年)などを受賞している。日本学士院会員、名古屋大学名誉教授、大阪大学名誉教授。愛知工業大学客員教授。「大沢スクール」およびその系譜からは、生命科学の分野をリードする優れた人材が膨大に輩出している。いまもなお講義やゼミで若い学生に学問の楽しさ、素晴らしさを伝えている
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感想・レビュー
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