出版社内容情報
真夏の日射しを浴び、雨に打たれ、雷に脅え、涼風と雄大な景色に励まされて歩いた距離は、約400マイル。山小屋もなければキャンプ場もない。頼れる文明は、足元にどこまでも続くアメリカ西部のトレイルと背中に背負った30キロの荷物だけ。
気象予報士の資格を持つ著者が、自然保護の発祥の地でもある永遠のテーマパーク、カルフォルニア州シエラ・ネバダ山脈を放浪した38日間の記録。気象に関する専門知識と軽妙な文体が、読者をファンタジーの世界へ誘う。
内容説明
カリフォルニア州シエラ・ネバダ山脈を放浪した38日間の記録。
目次
第1部 ジョン・ミュア・トレイル完全踏破(新生活のスタートにクマと遭遇;優しい隣人、やっかいな隣人;文明との再会に大食い ほか)
第2部 セコイア放浪(シエラに戻り、パイカと出会う;夏の終わり、冬の足音;行き先変更、カーン・リバー源流へ ほか)
第3部 ヨセミテ再訪、最深部へ(スイッチバックが導く三度目のシエラ;カリフォルニア米の利用法;峠で見るつるし雲、雨よ来るなら来い! ほか)
第4部 時間を越えた会話
著者等紹介
清水秀一[シミズヒデカズ]
生年月日、1966年1月1日。出身地、新潟県。1984年新潟県立小出高校卒業。1989年関西学院大学理学部物理学科卒業。1989年株式会社ウエザーニューズ入社。気象解説出演、気象番組制作に従事。2003年株式会社ウエザーニューズ退社。資格、気象予報士、アマチュア無線
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