出版社内容情報
先行き不安の中、景気も良くなる気配もありませんが、ほんの少し前、北の大地、北海道で繰り広げられた先人たちの壮絶な人間ドラマを知れば、今を生きて行く勇気が湧いてきます。
STVラジオで毎週日曜日午後5時から放送されている「ほっかいどう百年物語」という放送番組をまとめたものである。北海道の発展に尽力した榎本武揚、松浦武四郎、黒田清隆ほか35名の壮絶な人間ドラマ。感動と共に北海道の歴史を学べる。
内容説明
本書は、北海道にゆかりのある人物にスポットライトをあて、その人生ドラマを約6千字の放送原稿にして、朗読のスタイルで30分間の番組として放送するSTVラジオ「ほっかいどう百年物語」をまとめたものである。
目次
榎本武揚
松浦武四郎
黒田清隆
島義勇
岩村通俊
村橋久成
高田屋嘉兵衛
美泉定山
ウィリアム・スミス・クラーク
ホーレス・ケプロン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アッキ@道央民
25
ラジオのコーナーで放送していたのを思い出しました。榎本武揚や、クラーク博士など、北海道ゆかりの人物について簡単に知る事出来ますね。明治維新前は、アイヌの人達が暮らしていたり、松前藩の道南地域以外ほとんど手付かずの原生林。開拓当時の先人達の苦労は想像を絶する事だったはず。私達が今暮らしている地域の成り立ちや歴史などに目を向けてみるのも良いですね。2014/02/06
メタボン
4
☆☆☆★ 北海道は歴史がないと思っていたが、ラジオで「ほっかいどう百年物語」を聞いてからは、考えを改めた。現在10集まで刊行されており、道民としてすべて読んでみたいと思う。1集では大好きな神田日勝の他、2代目開拓使判官「岩村通俊」、我が国初の女医「荻野吟子」、北大初代総長「佐藤昌介」、北星学園創始者「サラ・クララ・スミス」、美しい日本語とアイヌのユーカラ「知里幸恵」、今年後半の朝ドラのモデル・ニッカの「竹鶴政孝」、帯広盲学校校長「岩本悦郎」、北見のおばば「菊地トメ」などが印象に残った。2014/04/25