内容説明
.NET Framework3.5ならびにVisual Studio2008から導入された新たなデータアクセス手法LINQに関するプログラミング書です。LINQとは簡単にいえば、RDBMS、オブジェクト、XMLなどのさまざまなデータに対して同一のモデルでデータ問い合わせを記述できる技術です。本書はこのLINQがどのようなもので、どう機能するかという基本からスタートし、LINQ構文の説明を踏まえた後に、LINQ to SQL、LINQ to DateSet、LINQ to Entities、LINQ to XMLなどのすでに用意されたデータモデルのプロバイダの仕様を細かに解説します。さらに並列LINQなどの今後登場する上級技術についても説明しています。巻末には、LINQをサポートするために、2008バージョンのC#やVBに追加された言語拡張部分の解説をまとめています。
目次
LINQ入門
LINQ構文の基本
LINQ to Objects
LINQ to SQL:データへのクエリ実行
LINQ to SQL:データの管理
LINQ to SQLのためのツール
LINQ to DataSet
LINQ to Entities
LINQ to XML:XML Information Set(Infoset)の管理
LINQ to XML:ノードへのクエリ実行〔ほか〕
著者等紹介
ピアロッシ,パオロ[ピアロッシ,パオロ][Pialorsi,Paolo]
分散型アプリケーションアーキテクチャとサービス指向アーキテクチャソリューションの開発を専門とするコンサルタント、トレーナー、執筆者として活躍。プロの開発者向けにコンテンツとコンサルティングを提供する会社、DevLeap社の創設者。業界コンファレンスのレギュラー講演者でもある
ロッソ,マルコ[ロッソ,マルコ][Russo,Marco]
DevLeap社の創設者。複数の開発者ユーザーコミュニティのレギュラー寄稿者であり、Microsoft SQL Server Business Intelligenceや他のMicrosoftテクノロジについての熱心なブロガーとして活躍。Microsoft.NET FrameworkとMicrosoft SQL Serverについてプロの開発者にコンサルティングとトレーニングを提供
小高太郎[コダカタロウ]
マイクロソフト株式会社、デベロッパー&プラットフォーム統括本部、ブロードエバンジェリズムグループ、デベロッパーエバンジェリスト。東京理科大学出身、某SI企業にて国産ERPパッケージ開発に携わり、プロジェクト管理、業務分析設計、プログラム作成など上流から下流まで一通りのロールを担当する。また、同時期に、Microsoft Universityの講師を兼務する。マイクロソフト株式会社では、デベロッパーエバンジェリストとして、テクノロジーの訴求に従事。国内最大の開発系カンファレンスTechEd、Microsoft Confrence、TechDaysなどにも登壇している。興味分野はOfficeクライアント開発、データアクセス関連。個人としては、Windows Mobile用のフリーソフトウェアなども開発している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。