出版社内容情報
[目次詳細]
はじめに
本書で学ぶこと
本書の対象読者
本書で扱っていないこと
本書の構成
本書での約束事
第1 部 パフォーマンスのチューニングと最適化(PTO)の概要
第1章 パフォーマンスのチューニングと最適化(PTO)
1.1 PTOがなぜ重要か
1.1.1 装置費用の節約
1.1.2 ユーザーの生産性の向上
1.1.3 ユーザーの姿勢の改善
1.1.4 装置のストレス軽減による信頼性の向上
1.1.5 アプリケーションエラーの減少
1.1.6 管理者のトラブルシューティング時間の減少
1.2 パフォーマンスコンソールの概要
1.3 ボトルネックとは何か
1.3.1 プロセッサボトルネック
1.3.2 メモリボトルネック
1.3.3 ディスクボトルネック
1.3.4 ネットワークボトルネック
1.4 キャパシティ計画とは何か
1.5 PTOとインターネット
1.6 まとめ
第 2 章 Windows 2000のカーネル
2.1 Executiveサービス
2.1.1 ユーザーモードとカーネルモード
2.1.2 Executiveエクスポート関数
2.1.3 Executiveコンポーネントの概要
2.1.4 Executiveオブジェクトの使用
2.1.5 排他制御に関する問題
2.2 HAL(Hardware Abstraction Layer)
2.2.1 HALがパフォーマンスに与える影響
2.2.2 入出力階層構造
2.2.3 I/Oマネージャとカーネルモードデバイスドライバ
2.3 Windows 2000サブシステム
2.3.1 環境サブシステム
2.4 Windows 2000マネージャ
2.4.1 I/Oマネージャ
2.4.2 LPC機能
2.4.3 オブジェクトマネージャ
2.4.4 セキュリティ参照マネージャ
2.4.5 仮想メモリマネージャ
2.5 Windows 2000アプリケーション
2.5.1 Win32アプリケーション
2.5.2 POSIXアプリケーション
2.5.3 OS/2アプリケーション
2.6 まとめ
第 3 章 プロセスとスレッドとメモリ管理
3.1 プロセスとスレッド
3.1.1 プロセスとアプリケーション
3.1.2 スレッドとアプリケーション
3.2 プロセスとスレッドを表示する手段
3.2.1 タスクマネージャ
3.2.2 システムモニタ
3.2.3 コンピュータの管理
3.2.4 開発ツール
3.3 プロセスとスレッドの優先度の設定
3.4 マルチプロセッシングとパフォーマンス
3.4.1 プロセスを2つに増やしてもパフォーマンスは2倍にならない
3.4.2 対称型マルチプロセッシングと非対称型マルチプロセッシング
3.4.3 アプリケーションのマルチプロセッシング要件
3.5 Windows 2000のメモリモデル
3.6 仮想メモリの管理
3.7 まとめ
第 4 章 Windows 2000でのパフォーマンス監視
4.1 Microsoft管理コンソールの使用
4.1.1 リアルタイムのパフォーマンスデータの表示
4.1.2 カウンタログで収集された最新または過去のデータの解析
4.1.3 収集データのさまざまな表示
4.2 パフォーマンスカウンタ、オブジェクト、インスタンス
4.2.1 オブジェクトとインスタンス
4.2.2 監視するカウンタの選択
4.2.3 重要なパフォーマンスカウンタの概要
4.3 レガシープログラムの監視
4.4 ほかのコンピュータの監視
4.4.1 オーバーヘッドの削減
4.5 パフォーマンスデータの解釈
4.5.1 監視する間隔の設定
4.5.2 システムモニタの表示の詳細
4.5.3 グラフ表示
4.5.4 レポート表示
4.5.5 パフォーマンスログと警告の表示
4.5.6 パフォーマンスデータのエクスポート
4.6 まとめ
第2 部 バルジの戦い:ボトルネック対策
第 5 章 プロセッサボトルネックの診断
5.1 プロセッサボトルネックの概要
5.1.1 プロセッサボトルネックの程度の明確化
5.1.2 プロセッサボトルネックの有無の検査
5.2 プロセッサ拘束アプリケーションの種類
5.3 プロセッサボトルネックの有効な解決法
5.3.1 単純な問題から順に
5.3.2 不要なサービスの除去
5.3.3 タスクのスケジュール実行
5.4 プロセッサテクノロジの現状
5.5 プロセッサテクノロジの将来展望
5.6 まとめ
第 6 章 メモリボトルネックの診断
6.1 メモリの概要と用途
6.1.1 メモリとその略語
6.1.2 Windows 2000でのメモリ使用の仕組み
6.2 メモリの信頼性に関する懸念
6.3 メモリボトルネックの検出
6.3.1 タスクマネージャによるプロセスの監視
6.3.2 システムモニタによるメモリ障害の監視
6.3.3 メモリ関連の警告の設定
6.4 構成によるメモリボトルネックの解消
6.4.1 仮想メモリの効率的使用
6.4.2 不要なサービスの無効化
6.4.3 ディスクの最適化: 隠れたパフォーマンス向上
6.5 まとめ
第 7 章 ディスクボトルネックの診断
7.1 ディスクボトルネックの概要
7.2 ディスクボトルネックの検出
7.2.1 分析ツールとしてのディスクデフラグツールの使用
7.2.2 ハードウェアの検査
7.2.3 システムモニタによるディスク障害の発見
7.3 ディスク拘束アプリケーションの種類
7.4 ディスクボトルネックの有効な解決法
7.5 新しいディスクテクノロジの利用
7.5.1 ストレージエリアネットワーク(SAN)
7.5.2 ZipドライブとJazドライブ
7.5.3 ソリッドステート方式のドライブ(SSD)
7.6 ディスクフォーマットテクノロジの比較
7.6.1 ディスクのミラー化
7.6.2 ディスクの二重化
7.6.3 ドライブのストライプ化
7.6.4 RAID-5
7.7 まとめ
第3 部 ネットワークのチューニング
第 8 章 ネットワーク問題
8.1 ネットワークのボトルネック箇所についての概要
8.1.1 オペレーティングシステム
8.1.2 ローカルコンピュータ
8.1.3 リモートノード
8.1.4 その他の部分
8.2 ネットワークトポロジの制限についての概要
8.2.1 理論上のパフォーマンスと実際のパフォーマンス
8.2.2 光ファイバのパフォーマンス特性
8.2.3 パフォーマンスと老化
8.3 ネットワークコンポーネントどうしの相互作用
8.4 ユーザーに関係するネットワークボトルネックの解決策
8.4.1 ネットワークパフォーマンスの監視
8.4.2 ネットワークユーザーの教育
8.4.3 ネットワークセキュリティの設定
8.4.4 ネットワークアプリケーションのパフォーマンスの監視
8.4.5 ネットワークに影響を与えるその他のもの
8.5 ハードウェアに関係するネットワークボトルネックの解決策
8.5.1 現状の確認
8.5.2 ベンダ提供ドライバの使用
8.5.3 パイプサイズの拡大
8.5.4 品質の問題
8.6 ソフトウェアに関係するネットワークボトルネックの解決策
8.6.1 オペレーティングシステムとアプリケーション
8.6.2 DCOMにおける認証選択
8.6.3 バインドのチェック
8.6.4 プロバイダのチェック
8.7 まとめ
第 9 章 Active Directoryサービスとチューニング
9.1 Active Directoryの用語と構造
9.1.1 スキーマ
9.1.2 オブジェクト
9.1.3 スコープ
9.1.4 名前空間
9.1.5 コンテナ
9.1.6 ツリー
9.1.7 名前
9.1.8 ドメインツリー
9.1.9 フォレスト
9.1.10 サイト
9.1.11 パーティション
9.1.12 グローバルカタログ
9.2 Active Directoryの導入
9.2.1 Active Directoryのインストール
9.3 Active Directoryの管理
9.3.1 Active Directoryユーザーとコンピュータ
9.3.2 Active Directoryサイトとサービス
9.3.3 Active Directoryドメインと信頼関係
9.3.4 ADSI(Active Directory Service Interfaces)
9.4 Active Directoryのパフォーマンスに関する問題
9.4.1 複製の問題
9.4.2 ディレクトリ検索
9.4.3 Active Directoryサービスとアプリケーション
9.5 Active Directory複製
9.5.1 Windows NT複製
9.5.2 マルチマスタ複製によるディレクトリ複製
9.5.3 更新の追跡
9.5.4 サイト内複製
9.5.5 サイト間複製
9.5.6 グローバルActive Directory複製(エンタプライズネットワーク)
9.6 ネットワークの問題
9.6.1 サイトリンク
9.6.2 Active Directory複製トラフィック
9.6.3 DNSサービス
9.7 Active Directoryデータベースのサイズと断片化
9.7.1 データベースのサイズ
9.7.2 データベースのデフラグ
9.8 Active Directoryアクティビティの監視
9.9 まとめ
第4 部 チューニングに関するその他の考慮事項
第 10 章 Windows 2000の新しいチューニング機能
10.1 ディスククォータとアカウンティング
10.2 Webサイトサポート
10.2.1 プロセス調整
10.2.2 帯域幅調整
10.2.3 プロセス総計
10.2.4 HTTP圧縮
10.3 改善されたマルチプロセッササポート
10.3.1 マルチプロセッシングの神話
10.3.2 サーバーのマルチプロセッササポートの更新
10.4 I2Oサポート
10.4.1 I2O標準の概要
10.4.2 I2Oプロセッサの概要
10.5 ネットワーキングの要件
10.5.1 サービス品質(QoS)の設定
10.5.2 リソース予約プロトコル(RSVP)
10.6 まとめ
第 11 章 キャパシティ計画
11.1 必要なパフォーマンス水準の決定
11.1.1 キャパシティとパフォーマンスの関係
11.1.2 システム損失とパフォーマンス
11.1.3 パフォーマンスに対する負荷の影響
11.2 パフォーマンス達成のための信頼性向上
11.2.1 信頼性とWindows 2000固有の機能
11.2.2 アプリケーションの信頼性の効果
11.2.3 信頼性とハードウェア
11.2.4 頼りになるネットワークテクノロジ
11.2.5 手動と自動の信頼性向上機能
11.3 ベンダの主張と現実のパフォーマンス
11.4 ネットワークの図式化
11.5 パフォーマンスのボトルネック
11.6 まとめ
第 12 章 Windows 2000と各種バージョン
12.1 Windows 2000 Serverの各バージョンの概要
12.1.1 Windows 2000 Server
12.1.2 Windows 2000 Advanced Server
12.1.3 Windows 2000 Datacenter Server
12.2 汎用的なサーバーチューニングテクニック
12.2.1 パフォーマンスを多少改善できる簡単なテクニック
12.2.2 ゴミを捨てる
12.2.3 常設ページングファイルの作成
12.3 Windows 2000 Advanced Serverに固有のチューニングテクニック
12.4 Windows 2000 Datacenter Serverの特殊なチューニング
12.5 まとめ
第 13 章 Windows 2000とクラスタ
13.1 クラスタサービスの役割
13.2 Windows 2000下でのクラスタのメリット
13.2.1 スケーラビリティ
13.2.2 高い可用性
13.2.3 管理性
13.3 リソースフェールオーバーとネットワーク負荷分散
13.3.1 リソースフェールオーバーとフェールバック
13.3.2 ネットワーク負荷分散
13.4 クラスタ作成のガイドライン
13.4.1 インストール前に必要なその他の情報
13.5 クラスタサービスのインストール
13.6 ネットワーク障害検出
13.7 クラスタ環境のシナリオ
13.7.1 ホットスペア
13.7.2 静的負荷分散
13.7.3 仮想サーバー(フェールオーバーなし)
13.7.4 ハイブリッドクラスタ
13.7.5 部分サーバークラスタ
13.8 Windows 2000 Serverクラスタの管理
13.8.1 クラスタアドミニストレータ
13.8.2 コマンドラインによる管理
13.9 サードパーティによるクラスタサービスのサポート
13.9.1 クラスタリソース
13.9.2 クラスタアプリケーション
13.10 まとめ
第 14 章 Windows 2000とインターネット
14.1 インターネットインフォメーションサービス5.0
14.1.1 IIS 5.0のインストール
14.1.2 パフォーマンスと信頼性
14.1.3 クラスタリングとIIS
14.1.4 プロセス調整
14.1.5 帯域幅調整
14.1.6 プロセス総計
14.1.7 アプリケーションの保護
14.1.8 ソケットプーリング
14.1.9 HTTP圧縮
14.2 IIS 5.0のチューニング
14.2.1 パフォーマンスバー
14.2.2 アプリケーション応答
14.2.3 必要時のみのログ作成
14.2.4 ネットワークの設定
14.3 Active Server Pagesのパフォーマンスチューニング
14.3.1 セッションタイムアウト
14.3.2 バッファの有効化
14.3.3 ASPスレッドとスクリプトエンジン
14.4 Webサイトのパフォーマンステスト
14.4.1 Windows Media Load Simulator
14.4.2 Web Capacity Analysis Tool
14.4.3 Windows Application Stressツール
14.5 まとめ
第5 部 特殊なチューニングツール
第 15 章 Windows 2000リソースキットのパフォーマンスツール
15.1 インストールの概要
15.2 [Additional Components]オプション
15.2.1 [Microsoft Applications]オプション
15.2.2 [3rd Party Applications]オプション
15.3 パフォーマンスツールの概要
15.3.1 Clear Memory
15.3.2 ClusterSentinel
15.3.3 Counter List
15.3.4 CPU Stress
15.3.5 CPU Usage by Processes
15.3.6 Disk Alignment Tool
15.3.7 Empty Working Set
15.3.8 Extensible Performance Counter List
15.3.9 Leaky Application
15.3.10 List Loaded Drivers
15.3.11 Page Fault Monitor
15.3.12 PerfMon Chart Setting Editor
15.3.13 Performance Data Block Dump Utility
15.3.14 Performance Data in the Command Window
15.3.15 Performance Meter
15.3.16 Performance Monitor 4
15.3.17 Perf Monitor
15.3.18 Program Timer
15.3.19 Time Ordered Processes
15.3.20 Total Processors
15.3.21 Virtual Address Dump
15.4 まとめ
第 16 章 サードパーティのチューニングツール
16.1 シェアウェアツール
16.1.1 Fundelete
16.1.2 PsKill
16.1.3 Portmon
16.1.4 SmartLineのDeviceLock
16.1.5 TOTALideaのWinRAM-Booster
16.2 一般管理ツール
16.2.1 CyberSafeのLog Analyst
16.2.2 SeagateのCrystal Reports 6
16.3 ハードウェア関連ツール
16.3.1 Executive SoftwareのDiskeeper
16.3.2 Norton CleanSweep
16.3.3 Norton Utilities
16.3.4 PowerQuestのServerMagicおよびDriveCopy
16.3.5 TouchStoneのCheckIt
16.4 ネットワーク関連ツール
16.4.1 IntergraphのSmartSketch LE
16.5 まとめ
用語集
索引
内容説明
本書は、Windows2000 Serverのパフォーマンスをチューニングするうえで必要な、論理および実際の手法を丁寧に解説しています。パフォーマンスをチューニングすることによって、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの効率を高め、システムを最大限に活用できます。パフォーマンスのボトルネックがどこにあるのかを見極めるために、Windows2000のセットアップCD‐ROMに含まれるサポートツール、およびリソースキットツールやサードパーティのツールの中で有用なものも紹介しています。システム管理者に必携の一冊。
目次
第1部 パフォーマンスのチューニングと最適化(PTO)の概要
第2部 バルジの戦い:ボトルネック対策
第3部 ネットワークのチューニング
第4部 チューニングに関するその他の考慮事項
第5部 特殊なチューニングツール
著者等紹介
チャウダリー,イーファン[Chaudhry,Irfan]
Fortune500の企業から政府公認の法律事務所まで、さまざまな規模のビジネスのコンサルタントを数年間務める。Windows NT、UNIX、NetWareの移行業務のほかに、LAN/WAN環境の設計も行う。また、電子商取引(e-commerce)Webサイトの実装やWebベースのアプリケーションを実行する環境の設計など、インターネットベースのプロジェクトにも携わる。これまでに執筆した書籍や記事には、Windows NT、NetWare、インターネットインフォメーションサービス(IIS)、SQL Server 7.0、SQL Server 7.0プログラミング、Windows 2000に関するものがある。現在はシアトルに拠点を置くDataloom社で、Windows NTプラットフォームの設計者として働いている。コンピュータに向かっていないときは、黒帯二段取得のため、道場で武道のトレーニングを積んでいる
ミューラー,ジョン・ポール[Mueller,John Paul]
フリーの執筆者であり、テクニカルエディタ。今までに47冊の書籍と200以上の記事の執筆に携わる。その題材はネットワーキングから人工知能、データベース管理からプログラミングにまで及ぶ。最近の著作には、COM+プログラマーズガイドやWindowsユーザーガイドがある。技術編集を手掛けた書籍は、これまで23冊以上にのぼる。現在は『Data Based Advisor』と『Coast Compute』という雑誌で技術編集をしている。コンピュータ業界の認定資格の権威であり、認定資格関連の記事を『Certified Professional Magazine』などの雑誌に寄稿している。コンピュータで仕事をしていないときは自分の工房で過ごしていることが多く、木工細工とろうそく作りに凝っている。最近ではグリセリンを使った石鹸作りに取り組んでおり、贈り物としてとても重宝している。また、新しいWebサイトを公開中である。気軽にアクセスして、どこを改善したらよいか意見を聞かせてほしい。現在は、読者が必要な情報をより早く検索できるような、著作に関するFAQのページを作成中である
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