内容説明
受験英語のプロフェッショナル・安河内哲也、a.k.a.Ted Eguchiの書き下ろし英文小説。英文中には受験英語に必須の語句や英文法がふんだんに盛り込まれ、英語の長文読解が苦手な高校生・中学生でも楽しみながら学習できる。
目次
1 Lisa’s Mission
2 Mother’s Last message
3 The Voice from the Well
4 Time Travel
5 Murderer in Disguise
6 Ken’s Secret
7 Pine Pond
8 The Milky Way
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ake7🍀 積読本まだまだ消化中
12
本の後ろ3分の1くらいは和訳のページになっている。見開きページのそれぞれ下半分には分かりづらい単語の訳が載っている。明らかに、SSSの多読とは一線を画したものだろう。GR本とは違い、初級者の知っている単語に置き換える事はせずに使用した単語の意味が載せてある。あやふやな単語はつい見てしまう。古川先生の英語多読法を読んだ知人の英語講師は「今の中高生には多読をする時間はない。モチベーションと素地(頭の良さ)も必要。あやふやさを嫌う理数系の人間にも向かない」と言っていた。こういう本はその後者の人向けなのだろうか…2018/06/07
ノイス
12
留学中に英語圏の10歳用の多読本を読んだ事があるが、それの時点で幾つか解釈や単語に困らされた覚えがある。その意味では、語彙レベルとしては本当に稚拙ではある。が、勉強しているレベルよりも簡単であることが多読本の条件とのことなので、英語を読むことに慣れるにはうってつけだと思う。個人的には、ストーリーもスピーディーで割と好みだった。愛人とか拘束プレイとかなかなかヤバいものも出てきたし(笑)2015/04/30
えのもと
8
洋書は子供向けでも難しい単語がでてくるが、これは受験英語に語彙が絞られていて読みやすい。ページ下にワードリストが載っているので、知らない単語が出ても調べずに済むという多読者向けのいいコンセプトの洋書。ただ一つuntieという見知らぬ単語が出てきた。「〜を解放する」という意味で英検1級以上の単語らしい。なぜワードリストに載せなかったのか。1章も短くてよい。話は文字数を抑えるためにダイジェスト感があるがまあまあ面白い。最終章の展開は唐突感があって好みではありませんでした。このシリーズは読破するつもり。2025/02/26
misui
7
英文ライトノベル。英検準2級~センター基礎レベル、約5000語の物語に単語解説と和訳が付いてさらっと読める。幽霊の声が聞こえる盲目の女の子が主人公。髪は短いほうがかわいいかな。2015/09/04
空猫
7
安河内哲也の英文多読シリーズ。hear the dead の異能を持つ少女の物語。5000語レベルの英文を短時間で辞書なしで読んで朗読音声も無料で聴ける、多読多聴体験用として価値のある一冊。一見普通の価格だが音声無料DLありなので廉価。英検準2級・センター基礎らしいが、せいぜい英検3級。過去完了以外高校文法は不要で、語彙も註釈なしなら簡単である。内容としては陳腐。面白い物語を平易にではなく、平凡な物語を平板に書いただけなのが残念だが、本格的に読むのなら他は海外出版社のシリーズしかないので、これが足がかり。2015/04/13
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