感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よしひろ
10
地図が豊富であり、現代史においてそうだったのかと理解できる本。ことあるごとに地図が出てくるため、空間的理解が可能。世界史を単なる年代記ととらえず、世界史学という学問的なアプローチである点、深い内容に言及している。受験参考書と書きながら、学問的なスタンスで展開する心意気やよし。2015/10/10
りょう
7
学生時代に世界史を履修しなかったので、いつかは、と思っていたけれど、上中下と読んでようやく第一歩が踏み出せた。皆さんがご指摘しているように、キーワードの暗記に終始しがちな世界の年代記としてではなく、歴史の流れのようなものを書こうとしている点がよかった。また、ウォーラーステインやトッドの著作にも言及されており、受験には直接役に立たないが今後の参考になる情報も盛り込まれていて、好印象の本であった。2016/06/11
なーちゃま
3
近現代史の時間。日本史で習ったいろいろな世界情勢を詳しく読めた。知らないことばかりだったので、世界史学の本を読んでいきたい。2019/07/27
へど
2
4月から読んでは戻りを繰り返し、やっとのことで下巻読了。やはり思うところがたくさんある。もちろんこの本だけのおかげではないけれど、この半年で視野が広がって、いろいろと考えられるようになった(気がする)。いつか暗記偏重でない、本当の意味での「世界史」を学ぶ時が来るなら、そのときはこの本を傍に置いておきたい。でもとりあえずは受験まで読み込もう。2019/12/07
アブーカマル
2
なんとか上中下巻で1000p以上ある本を二回通読出来た。世界史の参考書なのにかなりの数の誤植が散見されるので著者へ軽い憤りを覚えたがよく考えてみれば著者自身が自分の間違いに気づくことなんてめったにないわけだし、そのために校閲ガールがいるのだと思うが、出版社は出版社で何を考えているのやら(ふしキリへの批判も含め)もちろん誤植や内容への間違いなどの批判は著者自身に着せられるべきだとは思うが…まあそんなことを読んでて思った。あと著者の大学教授コンプがひどい(予備校講師は偶像化されるからその予防策かもしれんが)2017/10/29