内容説明
世界初の攻撃ヘリコプターAH‐1「コブラ」―その鋭いシルエットは戦場の守護神であり、悪魔でもあった。陸上自衛隊に導入されたAH‐1Sは、半世紀にわたり日本の防衛を支え、いま退役の時を迎えている。本書は、その開発経緯から戦歴、技術的特性、さらに操縦者や整備員の証言まで網羅。コブラの真価を、歴史と現場の声から解き明かす。航空ファン必読の決定版!
目次
第1章 コブラを体感せよ―AH‐1S地上試運転体験記
第2章 世界初の攻撃専用ヘリコプター
第3章 泥沼の戦場へ飛び込め―AH‐1コブラの激闘
第4章 戦車狩りから近接航空支援へ―冷戦から21世紀の戦い
第5章 多彩なコブラ・シリーズ―AH‐1の各タイプ
第6章 陸上自衛隊の武装・攻撃ヘリコプター
第7章 AH‐1Sコブラのメカニズム
第8章 コブラを駆る者たち
第9章 陸自航空火力のこれから
第10章 「僕が見上げる空に」
著者等紹介
伊藤学[イトウマナブ]
1979(昭和54)年生まれ。岩手県一関市出身。岩手県立一関第一高等学校1年次修了後、退学し、陸上自衛隊生徒として陸上自衛隊少年工科学校(現、高等工科学校)に入校。卒業後は機甲科職種へ進み、戦車に関する各種教育を受け、第9戦車大隊(岩手県・岩手駐屯地)に配属、戦車乗員として勤務。2004年、第3次イラク復興支援群に参加。イラク・サマーワ宿営地で整備小隊火器車両整備班員として勤務。2005年、富士学校機甲科部に転属、砲術助教として勤務。2008年、陸上自衛隊退職。最終階級は2等陸曹。現在、航空・軍事分野のカメラマン兼ライターとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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