内容説明
ボーイングの最新型737MAX8が連続して墜落した。事故の背景には、企業の腐敗した体質と、それを許した無責任な政府の対応があった。名門ボーイングは、マクドネル・ダグラスとの合併後、品質を軽視し、利益追求に走った。墜落した737MAXもエアバスに遅れまいと消極的な理由から急ぎ開発された妥協の産物であり、三四六人の乗客乗員が犠牲になった。創業百年を超える巨大企業はいかにして転落の道をたどったか?安全と信頼を犠牲にしてまで財務成績の向上を求めた経営者たちの責任を問う!
目次
かつてのボーイングではなくなった
“空飛ぶフットボール”
ボーイング家の無名の天才「737」
明暗を分けたマクドネル・ダグラスとの合併
ハンターvsボーイスカウト
理想は潰えた…
コスト削減と737MAX
FAAの監督不行き届き
止まらないカウントダウン
727MAXの欠陥
ライオンエア機の墜落
エチオピア航空機の墜落
血の代償
「田舎へ帰れ!」
ボーイング存亡の危機
ボーイング史上最大の汚点
著者等紹介
ロビソン,ピーター[ロビソン,ピーター] [Robison,Peter]
米国大手総合情報サービスの「ブルームバーグ」と「ブルームバーグ・ビジネス・ウイーク」において真相究明を担当するジャーナリスト。1990年代後半、マクドネル・ダグラスとボーイングの合併を取材。ジェラルド・ローブ賞およびマルコム・フォーブス賞を受賞し、ビジネス執筆編集促進協会からは最優秀ビジネス賞を4回授与されている。ミネソタ州セントポール出身。スタンフォード大学で歴史を専攻
茂木作太郎[モギサクタロウ]
1970年東京都生まれ。千葉県育ち。17歳で渡米し、サウスカロライナ州立シタデル大学を卒業。スターバックスコーヒー、アップルコンピュータ、東日本旅客鉄道などを経て翻訳者。交通機関への関心が高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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