青嵐会秘録―田中角栄に挑んだ保守政策集団

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青嵐会秘録―田中角栄に挑んだ保守政策集団

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  • サイズ 46判/ページ数 348p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784890634538
  • NDC分類 315.1
  • Cコード C0031

内容説明

一九七三年七月、自民党の若手議員らが派閥を超えて結成した保守政策集団「青嵐会」。ときの首相・田中角栄による日中国交回復や金権政治体質に対して公然と異を唱え、結成時には結束の強さを示す血判を行い、社会に衝撃を与えた。しかし、結成時の鮮烈さとは対照的に、政局の大勢を転換することなく、わずか六年で挫折。自民党政治を党内から改革するために立ち上がった中川一郎、石原慎太郎、渡辺美智雄、中山正暉、浜田幸一、玉置和郎ら個性的な政治家たちの言動、そして青嵐会消滅に至るまでの軌跡を気鋭の政治学者がたどる!

目次

序章 青嵐会はいかにして生まれたか
第1章 五五年体制の形成と展開
第2章 田中内閣の成立から青嵐会の結成へ
第3章 青嵐会の先鋭化と失速
第4章 青嵐会の終焉
補論 『日本列島改造論』と青嵐会に見る国土開発の思想
終章 現代政治が失った青嵐会の精神性と行動力

著者等紹介

菅谷幸浩[スガヤユキヒロ]
1978(昭和53)年、茨城県生まれ。学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(政治学)。政治学・日本政治外交史専攻。亜細亜大学法学部、高崎商科大学商学部・短期大学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nishiyan

13
1973年7月に自民党の若手議員が派閥を超えて結成した「青嵐会」の結成から消滅に至るまでの軌跡を中心に戦後政治史を紐解く研究書。日中国交正常化や金権政治といった田中角栄への批判から始まるのだが、参加者の中には三島事件の影響を受けているメンバーもいるという指摘は興味深かった。田中内閣退陣で存在意義は薄れる中で内部では出身派閥のしがらみがあるなど、血判のインパクトの割に集団として動けなかったのは当時は中選挙区というのも要因に挙げられる。小選挙区制となった今では彼らのような集団はますます生まれないだろう。2024/12/18

せつお

11
ハマコーこと浜田幸一氏や石原慎太郎、中川一郎、渡辺美智雄各氏が中共に接近し始める自民党執行部になかば対抗して結成した「青嵐会」とその後について書かれた本 いちばん興味深かったのは中曽根と終生反りが合わなかった藤尾正行氏が中川、ミッチー、慎太郎より青嵐会メンバーに慕われていたという点、中川一郎総裁選出馬のくだりは石破の過去の総裁選出馬に境遇が似てないことはないが、流石に40年前に自主憲法制定を公約に掲げても党員に浸透しないだろう 中川Jrも亡く、ミッチーJrは引退、ハマコーJrは冷や飯、慎太郎Jrは〇〇 2025/02/24

長南 徹

2
青嵐会は当時の田中角栄に反旗を翻し、右寄りな集団であるものの、国土の均等な繁栄という部分では田中角栄と同じ考えである。中国の台頭が激しい昨今、青嵐会の思想の方が正しかったと思う。こういう反旗を翻す政治家は小選挙区制移行で少なくなった。2025/03/01

金吾庄左ェ門

2
単にタカ派の暴れ者集団と思われがちな青嵐会ですが、憲法と安全保障について確固たる信念を持っており、田中角栄や三木武夫の対外的な弱腰こそ厳しく批判しても、闇雲に対立するという考えではありませんでした。その憲法や安全保障に対する一家言ぶりは素晴らしいとしか言いようがありませんでした。今から考えれば、台湾との関係を重視し中国との友好を危険視していたのは慧眼としか言いようがありません。 意外だったのは、浜田幸一や石原慎太郎と並んで中山正暉がメンバーとして活躍していた事です。2024/09/17

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