内容説明
80年以上にわたる米軍広報のノウハウを集大成した統合参謀本部広報ドクトリン『JP3‐61』最新版の全訳!米軍広報の最大の原則は「事実と真実の公表」である。広報活動の成功は情報の信頼性にあり、国民を欺くことは、軍事行動の正統性と信頼性を損ない、一度失った信頼を取り戻すことは極めて困難である。有事と平時の境界線があいまいな現代戦において、広報は最も厳しい知性の戦場となる。長く広報は総務のカテゴリーにあったが、いまは作戦部門に位置づけられ、すべての作戦行動にシンクロし外交交渉を有利に導く。ICT時代に応じた広報の実践的な戦略と戦術を提示する!
目次
第1部 『JP3‐61』全訳(エクゼクティブサマリー―指揮官への概要説明;広報(PA)の概要
広報の責任と関係機関
統合作戦における広報
ホームランドでの統合広報活動 ほか)
第2部 『JP3‐61』の活用(JP3‐61の概要;JP3‐61の価値;第6の戦場「認知領域」へのアプローチ;ソーシャルメディア時代の広報メソッド;グローバルICT時代の広報)
著者等紹介
前山一歩[マエヤマイッポ]
1966年浦和市生まれ。防衛大学校(管理学)卒。海上自衛隊P‐3C/OP‐3C/EP‐3パイロット。第7航空隊(鹿屋)、第2術科学校外語教官室(英語教官)、統合幕僚事務局第1幕僚室(渉外副官)、米太平洋軍連絡官(ハワイ)、第51航空隊(厚木)、バーレーン防衛駐在官兼米第5艦隊連絡官、産経新聞社研修、海上幕僚監部給与室、第81航空隊(岩国)、統合幕僚監部副報道官、幹部学校教官、アナポリス連絡官、2022年5月に1等海佐で定年退職。慶応義塾大学大学院法学研究科政治学専攻ジャーナリズム専修(修士)。現在は株式会社IMマネジメントジャパンを設立し代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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