内容説明
ミハエル・カラシニコフのAK‐47アサルト・ライフルは近代史上もっとも画期的な武器のひとつだ。東部戦線で赤軍が苦戦を強いられた体験をふまえ、極めて高い信頼性と強大な火力をもつ全将兵向けフルオート火器として設計された。取り扱いが容易で故障知らずのAK‐47ライフルは使い手を選ばない。世界中の軍隊や反乱軍、ドラッグディーラー、少年兵、自由の戦士、テロリストらが高い殺傷力を誇るAK‐47とその派生型を使っている。AKライフルを撃つだけでなくAKに撃たれる戦闘も体験している著者が、カラシニコフのライバルだったM16ライフルとの比較を交えながら、全世界の戦場でAKライフルが見せた有効性、第2次世界大戦後からの開発史、最新の派生型を徹底検証する!
目次
第1章 アサルト・ライフルの誕生
第2章 AKアサルト・ライフル
第3章 AK‐74アサルト・ライフル
第4章 AK100シリーズ・ライフル
第5章 AKライフルの使い方
第6章 世界の戦場へ
第7章 AKライフルの対空射撃
第8章 AK‐47vsM16
第9章 人民のアサルト・ライフル
著者等紹介
ロットマン,ゴードン[ロットマン,ゴードン] [Rottman,Gordon L.]
1967年に米陸軍入隊後、特殊部隊「グリーンベレー」を志願し、各国の重・軽火器に精通する兵器担当となる。1969年から70年まで第5特殊部隊群の一員としてベトナム戦争に従軍。その後も空挺歩兵、長距離偵察パトロール、情報関連任務などにつき、退役時の軍歴は26年に及ぶ。統合即応訓練センターでは、特殊作戦部隊向けシナリオ製作を12年間担当
床井雅美[トコイマサミ]
東京生まれ。デュッセルドルフ(ドイツ)と東京に事務所を持ち、軍用兵器の取材を長年つづける。とくに陸戦兵器の研究には定評があり、世界的権威として知られる
加藤喬[カトウタカシ]
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。アラスカ州立大学フェアバンクス校ほかで学ぶ。88年空挺学校を卒業。91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省外国語学校日本語学部准教授(2014年7月退官)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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