内容説明
集団的自衛権閣議決定!広がる自衛隊の役割!戦車、護衛艦、潜水艦、戦闘機、ミサイルはいかに作られ、いかに運用されているか、その知られざる現場を取材!
目次
第1章 ついに完全国産化「10式戦車」―再評価すべき戦車の存在と役割
第2章 中国が恐れる「ひゅうが」型ヘリ搭載護衛艦―艦艇建造基盤の危機
第3章 世界有数の水中艦隊を支える潜水艦建造技術―知られざる日本潜水艦の実力
第4章 世界が注目する救難飛行艇「US‐2」―歴史に裏付けられた圧倒的な能力
第5章 21世紀の日本の空を守る「F‐2戦闘機」―メイド・イン・ジャパンの先進技術力
第6章 島嶼防衛の切り札地対艦ミサイル―知られざる国産ミサイル技術
第7章 精強部隊を支える伝統と技術―現代の「空の神兵」第1空挺団
第8章 防衛産業は第4の自衛隊である―コスト削減が戦力低下を招く
著者等紹介
桜林美佐[サクラバヤシミサ]
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フリーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を制作した後、ジャーナリストに。国防問題などを中心に取材・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
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感想・レビュー
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姉勤
25
防衛予算がGNP比2%となったことで、短絡する知識人(何の?)言説によるイメージが敷衍する事態への「ワクチン」として。自衛官のトイレットペーパーが自腹であるニュースよりもミサイル購入が問題視されることの、その空気がどういう影響を与え続けているのか?技術、産業、経済、人材、そして人気(じんき)と多視点の取材より明らかになっている。むしろ3%でも全く足りない現状と、国民の状況認識に失望と因果応報という諦観に毒されるが、前衛を裏切る卑怯者になるのも嫌だ。知らなければ簡単に騙される。これでも平和主義者のつもり。2023/05/18
たかひー
2
★★★★ 優秀な日本の防衛産業が危機にさらされている現状がよくわかる。本当になんとかならないものか。2016/08/21
紅井流星
1
日本の防衛産業まで憲法9条の犠牲になっているとは・・・。武器輸出をもっも解禁し、売り先を増やすべきである。日本の自衛隊のみが顧客だと防衛産業は今後成り立たないだろう。確かに死の商人になることは避けなければならないが。また、最近話題の国産次世代ステルス戦闘機の件は掲載されておりません。2014/11/19
エックスマス
1
桜林さんの写真集ではないのが残念です。次は写真をカラーにして。自衛隊の兵器から読みとく防衛産業。日本の兵器の性能が高いらしい事はわかるができるなら運用実績のある兵器との性能比較があっても良かったかな。日本の防衛産業をになう企業は頑張って欲しい。財務省よ防衛費はGDPの2%までに上げてくれ税金は有用に使って下さい。2014/08/13
Comics
0
日本の防衛産業を問題点を明らかした良書。です。写真が多くて解り易いけど、著者の桜林美佐さんが美人過ぎて、違和感が半端無い。2017/07/02