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兵法の天才楠木正成を読む―河陽兵庫之記 現代語訳

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784890633067
  • NDC分類 399.1
  • Cコード C0030

内容説明

楠木正成は天才的な兵法家であるとともに、智恵と仁愛と勇気に溢れ、いっさいの自我を捨て、ただ大義のために生きた真の武人である。その生涯は日本精神そのものであり、武士道精神の根源はここにある。楠木正成の遺訓を後世に伝えるために記された「楠流兵法書」を現代語訳し、さまざまな逸話などを交えつつ、初歩から分かりやすく解説する。

目次

武士としての名を潰さない―文武一元の理を知り、人の道を守る
「武」こそ世の中を統治するための備え―私を捨て「常変・変常の理」を心に刻む
君主の悪政を正し、諫めて死ぬ―道義を貫き、国とともに栄え、国とともに亡ぶ
有害な誘惑を退けてこそ武士―人の「和」を大切にし、人を侮らない
独りで知り、独りで思う―自らの心に欺かず、天の道を知る
「運」に五つあり―人運を大切にし、死生は義運にまかせる
上級者を敬い、下級者を慈しむ―邪心を抱くことなく、智恵を博める
賞は公正に、罰は明らかに―信賞必罰を重んじ、時に応じて軽重表裏を心得よ
将軍に求められる「礼」―欲を離れ、常に陣頭にて部下たちの心情を思う
「勇」に三つあり―「大勇」の心で己を正しく、大治を思い抱く〔ほか〕

著者等紹介

家村和幸[イエムラカズユキ]
兵法研究家。防衛大学校卒(国際関係論)幹部任官後、第72戦車連隊にて戦車小隊長、情報幹部、運用訓練幹部として勤務。その後、指揮幕僚課程、中部方面総監部兵站幕僚、戦車中隊長、陸上幕僚監部留学担当幕僚、第6偵察隊長、幹部学校選抜試験班長、同校戦術教官、研究本部教育訓練担当研究員を歴任し、平成22年10月退官、予備自衛官(予備二等陸佐)となる。現在、日本兵法研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヘムレンしば

3
楠流兵法の河陽兵庫之記を現代語訳した兵法書です。ビジネス関係で「孫子」の兵法が有名ですが、勝つ事だけを重要視する如何にも支那風で、我が国の風土に合わない。これを兵法の大家であった大江匡房が和風に仕立て直したのが「闘戦経」。この教えを幼少がじっくり学び実戦に用いたのが楠木正成。実戦経験を元に特に重要な点を子孫に伝えようとした極意が楠流兵法の河陽兵庫之記といった所でしょうか。変を伺いながら待つ戦法だとか、機の見方、将と卒はどうあるべきか?楠木正成らしさみたいなのが何となく見えてきて面白いです。2014/07/06

ふーいえ

1
河内の英雄なのでもっと有名になって欲しい。2014/01/12

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