内容説明
平成十二年九月に急逝される直前まで行なわれた六十時間におよぶインタビューをまとめた坂井三郎氏の最後のメッセージ。零戦の操縦法から、航法、空戦、帰投に至るまでの手順と、戦闘機パイロットの「空戦の極意」を多数の図版をもとに再現。空戦の必勝術とは?エースの条件とは何か?「大空のサムライ」がその全てを語る。戦いに勝つための『坂井三郎・必勝の心得』を増補。
目次
第1章 エースパイロットの条件
第2章 生まれながらに完成した名機
コミック 天空輪舞(坂井三郎/原作・吉原昌宏/画)
第3章 零戦操縦法
第4章 空戦の極意
第5章 零戦とライバル機たち
終章 坂井三郎に学ぶ「必勝の心得」
著者等紹介
世良光弘[セラミツヒロ]
1959年生まれ。予科練出身の厳格な父を持つ家庭に育てられる。中央大学卒業後、時事通信社を経てフリーランスに。86年のフィリピン革命からはじまって、天安門事件や湾岸戦争、ペルー大使公邸占拠事件、北朝鮮国境地帯などの国際報道のルポを中心に週刊誌上で発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なつきネコ@幼女に化けてます
17
小説資料本。零戦で64機撃墜記録を持つの坂井三郎。彼の零戦操縦本という事だが、零戦操縦はメインではなく。空戦の心得や坂井三郎氏の人生がメイン。敵を最初に見つけ奇襲で仕留める。先手必勝こそ生き残り続けた理由。零戦が強かったのは航続距離が長く強みだった。航続距離のおかげで視界が閉ざされた難所を突破し生き残った。人間はコンマ何秒かずつずらす事で5つの事を同時に考えているように見えるとか、言うことがとんでもない。一つ間違えればやり直しできず死ぬ世界で生き残った人は違う。そんな事を思った。普通はできない。2023/07/20
負けた。死んだ。
2
読了。坂井さんの零戦操縦術や、各戦闘機の評価等が書かれてあり非常に面白い。それだけでなく当時の日本軍や米軍を客観的にみてあるのでためになる。2012/03/05
Tのひと
1
まずは生きて帰ることが肝心生きてればそのうち勝てると また先制を入れることで確実に戦力を奪い主導権も握ると 次に日常のこまめな生活と鍛錬が大事と2013/10/07