内容説明
海の警察・消防として日本の海を守る海上保安庁。その任務は海難救助から犯罪捜査、海洋調査、航行支援まで幅広い。本書は、その任務の中でもほとんど公表されていない「領海警備」について、SST(特殊警備部隊)の隊長をつとめた著者が自らの実体験をまじえて紹介。プルトニウムの海上輸送警備、拉致事案、尖閣諸島をめぐる攻防戦、密輸・密航船の摘発等々…知られざる海上警備の最前線を明かす。
目次
第1章 海上保安官の仕事
第2章 海上保安庁の装備
第3章 領海を守る海上保安官
第4章 プルトニウム輸送船警備
第5章 尖閣諸島の攻防最前線
第6章 特殊警備部隊SST
著者等紹介
坂本新一[サカモトシンイチ]
1983年に海上保安庁に入庁後、第5管区に配属。87年、岸和田海上保安署関西国際空港海上警備隊員に拝命。「EBキャリア号」事件、ソウル五輪警護に従事。91年、プルトニウム輸送船「あかつき丸」に武装警乗保安官として乗船し輸送業務にあたる。94年、第1管区海上保安部特警隊規制班長として大量中国人密航事件および函館ハイジャック事件を担当。96年、大阪特殊警備基地特殊警備隊SST副隊長、99年に隊長を拝命。橋本首相、ペルーのフジモリ大統領らの警衛警護(SP)および海賊事案(「アロンドラ・レインボー号」、「韋駄天」事件)に対応。退官後、国内外にてPMC活動(訓練指導および警備業務)を行ない、現在アーマーグループに所属。専門誌に記事を寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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