内容説明
『金閣寺』の建勲神社、『春の雪』の月修寺、松枝邸と鎌倉の別邸、『奔馬』の飯沼勲の自決現場、『暁の寺』のベナレスとアジャンタ寺院、そして『天人五衰』の美保の松原など、主要作品のすべての現場を日本ばかりか世界各地を訪ね歩く。三十五年がかりでまとめあげた著者畢生の作品であり、三島由紀夫論三部作の完結篇。
目次
プロローグ―三島由紀夫の現場に立つ
第1部 海外の舞台(ギリシア;バチカン;パリ;ニューヨーク;ニューオーリンズ ほか)
第2部 国内の舞台へ(『豊饒の海』の現場を探る旅;その前夜と事件現場;「ローマ憂国忌」)
エピローグ―天皇伝統と三島文学
著者等紹介
宮崎正弘[ミヤザキマサヒロ]
1946年金沢市に生まれる。早稲田大学英文科中退。『日本学生新聞』編集長、月刊『浪曼』企画室長をへて、82年に『もう一つの資源戦争』(講談社)で論壇へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 遠い空の下の