内容説明
映画化された人気コミック『海猿』で広く知られた海上保安庁の特殊救難隊。しかし、同じ海保に存在する特殊部隊については今なお厚いベールに包まれ、知る人は少ない。85年に関西国際空港の海上警備隊として誕生し、プルトニウム海上輸送警備をへて、96年にSST(特殊警備隊)として正式に発足。20年余りの実績をもち、貨物船暴動鎮圧、密入国船摘発、東ティモール邦人救出、不審船急襲…等々、数多くの極秘任務に従事する日本最強の特殊部隊SSTの知られざる実像。
目次
第1章 不審船を制圧せよ!(不審船、日本海を逃走中!;出動チームに選ばれることが一人前の証し ほか)
第2章 SSTの前身、海警隊の誕生(総兵力たったの「8名」;教科書はアクション映画? ほか)
第3章 出動、また出動(初めての海外出動任務;足りない備品は「失敗貯金箱」で買う ほか)
第4章 SST発足!(初仕事―麻薬密輸船の確保;次々やって来る密入国船を摘発 ほか)
第5章 北朝鮮工作船自沈事件(工作船から巨大な火柱が…;SST爆発物処理班出動! ほか)
著者等紹介
小峯隆生[コミネタカオ]
1959年神戸市生まれ。70年代後半から海外で射撃を学ぶ。2001年9月から週刊プレイボーイの軍事班記者として活動。アフガン、イラク戦争に関する特集取材をこなす。軍事技術、軍事史に精通。とくに各国特殊部隊の徹底的な研究をしている。日本映画監督協会会員
坂本新一[サカモトシンイチ]
元海上保安官。SST(特殊警備隊)創設に関わる。(仮名)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。