内容説明
イラクやアフガニスタンで正規軍に代わって活動する民間軍事会社―そこで働く「プライベート・オペレーター」こそ21世紀の傭兵の姿だ。冷戦終結に伴う軍のリストラがきっかけで生まれた民間軍事会社は、9・11以降の対テロ戦争で、その需要はピークに達し、高給にひかれて多くの人材が集まる。戦場の闇に隠れて語られることのなかった現代傭兵の実態を、当事者のインタビューをもとに迫る。
目次
第1章 伝説の傭兵隊長「マイク・ホアー」
(どうやってならず者たちを手なづけたか?;死ぬと思ったヤツから死んでいく;セイシェル島クーデター失敗の真相)
第2章 ボスニア外国人傭兵部隊(「みんな明るく迎えてくれましたよ」;とにかくひたすれ走れ! ほか)
第3章 最強のアフガン戦士(志願してくる外国人はみんな義勇兵;ムジャヒディンはなぜ強いのか? ほか)
第4章 現代の傭兵「プライベート・オペレーター」(軍隊がそのまま民間会社になっている?;好きな特技が活かせて、しかも金になる! ほか)
第5章 傭兵の心得(足手まといにならないための体力トレーニング;「死んでも仕方ないくらいの覚悟を決める」;「生きるも死ぬも、すべて自分の責任」;「適度な恐怖心を忘れてはならない」;「メリットとデメリットを慎重に考えて選択する」)
著者等紹介
小峯隆生[コミネタカオ]
1959年生まれ。銃マニアで実戦以外の射撃はほとんど経験。映画監督、小説家、週刊プレイボーイの軍事班記者として活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。