内容説明
UFO研究書のベストセラー全訳!機密文書が語るUFO事件の真実。米政府は何を恐れ、何を隠したか?政府機関の隠蔽工作の謎に迫るノンフィクション。初公開の政府文書。
目次
第1章 UFO時代のはじまり―挫折の日々
第2章 軍人と役人たち―CIAの登場
第3章 科学者の登場―コンドン委員会の調査
第4章 新たなるUFO神話―混沌と多様性の時代
第5章 UFO研究の分裂―恐怖と欺瞞、そして憎悪
第6章 UFO研究のダークサイド―陰謀伝説の系譜
第7章 世界のUFO事件―国際的陰謀の証拠?
第8章 ロズウェル事件の衝撃―世紀の大事件の真実、一九四七年
終章 われらの時代の伝説―実在した政府の隠蔽工作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
6
UFO事件と研究を追う最初の通史としてもってこいの本。情報公開法によって明らかにされた政府機密文書を中心に、50年間の主要事件をたどっている。論調は冷静、懐疑的でアブダクションやキャトルミューティレーション、政府陰謀論には冷ややかな目線を向けている。写真も豊富で、未解明(当時)のUFO写真が特に多い。この本が面白いのは、UFOという現代の謎、神話をめぐって、政府の情報公開、研究のあり方、それへの在野の研究者の反応を示すケーススタディにもなっていること。タイトルはいかがわしいが、内容は関連書でも随一の物2011/12/15