内容説明
「地蔵法眼教」を組織し、どん底からはい上がったまやかしの教祖・新谷京助。霊感商法で年商100億。虚構の上に築かれた教団になぜ人は救われ、揺るぎない存在を得たのか。改めて宗教とは、救いとは、信仰とは何かを問う大河ドラマ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南註亭
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「偽装儀礼」や「カリスマ」を気に入った人にオススメします。ただし、本書の主人公は、善人、です。2012/04/19
南註亭
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1988年の出版時に購読、それから5回以上は読んでいます。 事業に失敗し妻子にも逃げられた男が新興宗教をつくる話しです。 一種のピカレスク小説ですが、人物もそれなりにしっかり描かれています。 ホンモノとニホモノ、ということについて考えさせられる1冊です。 新書判や文庫にもなっていますが、それぞれ少しづつ改訂されており、私は元版である本書がいちばん気に入っています。 おもしろくて一気読みしました。これからもたまに読むと思います。 お気に入り度 ☆☆☆☆ 4つです。2004/03/26