内容説明
東西に陣営を分かち、激しく対峙する武闘派高校生たち。「西」からの侵攻が熾烈を極めるなか、都立帝高校に奇妙な「転校生」檀哲理がやって来た。西を背後で操るのは、不気味なセーラー服姿の老婆―恐るべき妖術師だった。その矛先は、ミス帝・朱雀舞衣に向けられていた。謎の美女、怪鳥、新たな転校生らが入り乱れた闘いで、檀は総番・倉間皓鉄率いる関東最強の「護衛団」とともに、美しき学園の女王を護れるのか。
著者等紹介
菊地秀行［キクチヒデユキ］
１９４９年千葉県生まれ。青山学院大学卒業。雑誌記者、翻訳業などを経て、８２年『魔界都市“新宿”』で衝撃デビュー。ＳＦ・ホラー映画愛好家としても有名。日本推理作家協会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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とみぃ
17
講談社文庫版で読了。朝松健さんの解説の言葉を借りると、「学園バイオレンスにオカルト・ホラーと「剣と妖術（ソード・アンド・ソーサリー）」を加味した」とのことで、そうしたジャンル区分になるのかと一つ勉強。1987年から88年発表という時代、「ＯＲＥ」という「中高生向けヴィジュアル・アイドル誌」という発表媒体に、あるチャレンジ精神を読み取ることができるようで、確かに待ったなしのエロとグロ、容赦ない血と死が本書を覆っている。一番のツボは「誰ひとりその実体を知らず、悪名のみ高い幻の都市―オオサカ」という一句、苦笑。2020/12/05
とよきち
0
これを読んだ後はチャンピオンコミックスの「魔界学園」を読みたくなる2012/04/18
ma-no
0
「インデックス」「レギオス」などの、学園を舞台にした異能バトルを描くライトノベルのの元祖。2006/08/08
kazane
0
バトルが８割とエロが２割。付いていくのがやっとだったけれど、もしかして続きものの途中だった？2010/08/05
