内容説明
夫省三の異常性愛に耐えきれず離婚を決意し、彼の郷里を訪れた美人妻三原葉子。眠っているような村で、熟れた肉体は二人組の男に思うさま凌辱された。それを狩谷四人と名乗る謎の男に救われた時には、すでに葉子は魔界へと絡めとられていた。生ける屍として甦った村人たち、悪鬼の蠢き、魔獣の咆哮…。土地の名士、中川文兵衛・文吉親子らの企みは、葉子の肉体を改造し、邪悪なるものを誕生させることだった。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業。雑誌記者、翻訳業などを経て、82年『魔界都市“新宿”』で衝撃デビュー。日本推理作家協会会員
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