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内容説明
PETを導入するとはどういう意味を持っているのか?その「解」の一つを筆者らは本書に託した。予算を受け取る大学や公立病院とは違い、税金を納めながら経営・運営をしなければならぬ中小の医療法人が、地域に不可欠であるという認知を受けるためにどのような新しいサービスを提供すべきなのか、また、自由診療枠を意識した医療のB to Cビジネスモデルをどのように構築し、実践していくのか模索が、本書で述べられている。プロジェクト・マネジメント体系、リスク解析学という経営工学における代表的な手法を医療分野で駆使して我々が望んだのがこのプロジェクトであった。
目次
第1章 PET検査の基礎知識と現状―PETとは何か?基礎の基礎(「PETがん検診」とは?PET検査の仕組みと急増する実施施設 ほか)
第2章 PET検査の実際―実践PETがん検診、問題点と対策(「PETがん検診」の方法と「問診票」・「同意書」の内容;「PETがん検診」の限界 ほか)
第3章 「薬剤FDGデリバリー開始」のインパクト―PET事業の位置付けはどう変化するか?(薬剤PDGデリバリー(購入・配送サービス)とは?
今までのPET事業との違い ほか)
第4章 PET画像診断センター設立プロジェクトと運営―プロジェクト・マネジメント手法の導入(PETセンター設立のためのプロジェクト・マネジメントの重要性と役割;設立プロジェクトのキック・オフ前にやっておくこと ほか)
第5章 PET画像診断センターの設計・申請・運営―個別マネジメントにおける戦術的ソリューション(PETセンターの設計における基本的考えと工夫;診療放射線科技師長のPETセンターの申請・設計・建設における役割 ほか)
著者等紹介
古賀暉人[コガテルヒト]
医療法人天神会理事長。長崎大学医学部卒。医学博士、日本内科学会認定医、日本人間ドック学会認定指定医、日本医師会認定産業医。臨床血液学研究、地域医療、救急医療に携わるかたわら、地域に先駆けて放射線治療装置ガンマ・ナイフ、2003年に最新のガン診断装置PET、翌年にMRIを使った本邦初の心臓検診(侵襲を伴わない検査)を導入し、受診者の視点に立った総合的な予防医療に力を注いでいる
小林尚志[コバヤシヒサシ]
医療法人天神会理事・古賀クリニック院長。鹿児島大学医学部卒。PMCC認定プロジェクトマネジメント・スペシャリスト(PMS)、J‐RIMS国際ライセンス登録Professional PM、認定登録医業経営コンサルタント。スウェーデン・ルント大学客員研究員、日本医科大学放射線科助教授等を経て、1998年に天神会に入職。日本医学放射線学会専門医、厚労省認定臨床修練指導医。RSNA、ECR等で国際学術賞7回受賞
吉田毅[ヨシダツヨシ]
古賀病院21PET画像診断センター長。九州大学医学部卒。同大放射線医学教室講師等を経て、2003年4月から現職。研究から臨床応用へ向け核医学の市民医療への浸透、普及に力を注いでいる。また、PETと新しいMRI撮像法との比較研究を手がけ、次世代の検診モデルの構築ではオピニオン・リーダーの役割を果たしている。日本放射線医学会専門医、第1種放射線取扱主任者、日本核医学会専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。