内容説明
産業医、それは職業によって起こるさまざまな心身の疲労を分析し、私たちの健康を守ってくれる医師である。産業医科大学前学長の著者が産業医学の現在と未来を熱く語る。
目次
第1章 ヒューマニティの芽生え―人間とは何か(熱中症で倒れる抗夫たち―産業医学への旅の始まり;生まれたときは未熟児―感受性の醸成;「独立自尊」の精神に感銘 ほか)
第2章 産業医学に「疫学」を導入―産業医学の開拓(阿佐谷で夜間開業;抗生物質と妻の結核治療;産業医学へ疫学の導入を考える ほか)
第3章 産業医・産業保健従事者の養成―産業医科大学の設立(北九州市に産業医科大学;夢を抱いて学長就任;「哲学する医師」の養成 ほか)
第4章 ライフワークとして研究会設立―学長退任後の生きる道(生死の哲学;現代は生死不感症の時代;バイオサナトロジー学会 ほか)
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- 船場物語 現創新書 3