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内容説明
戦争の苛酷さを訴える。三阡余の勇者の霊を悼みつつ大和乗艦者の内、最も経験浅き一等水兵の奇蹟の生還を記す。
目次
大東亜戦争開戦時
徴兵検査甲種合格となって
海軍大竹海兵団入団通知
出発前夜
大竹海兵団入団
怖い班長
甲板整列
大和乗組
食卓班
訓練
制裁？ 同輩転出
転倒、入室
出撃
戦闘
大和沈没
救出
救出後
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月十六(ニール・フィレル)
2
戦艦大和の乗組員として、その沈没まで任にあたった著者による体験記。短い中に、大和と共に歩んだ軍隊生活が記されている証言本である。文体は丁寧な語り口で読みやすく、戦艦大和に関わるいち史料として貴重な証言だと感じた。著者自身も触れている、様々出ている類書と併せて読むことでより深みが増す作品だと感じる。戦後の証言を語る人物が減っていく中で、貴重な一冊だろう。2022/05/18
