強運の海―商船機関士が見た太平洋戦争

戦争という巨大な運命の中で、商船乗組員は次々と死んで行った…。開戦から終戦までを海上から見てきた著者が、資料を駆使して綴った力作。

１　長良丸（開戦；神戸高等商船学校；日本郵船株式会社に就職　ほか）
２　日高丸（戦時標準船；アメリカ輸送船リバティーシップ；日高丸乗船　ほか）
３　伊勢原丸（改Ｅ型船伊勢原丸乗船；伊勢原丸就航；サイパン島玉砕　ほか）
４　永徳丸（永徳丸乗船；東京本所深川地区の空襲；終戦）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ターレットファイターP.92提督

戦時中の船員の生活や機関室の様子、機関科の仕事などがどんなものだったか垣間見ることができた。ただ、当時の戦況についての説明ばかりでそのころどんな暮らしをしていたのかあまり触れられていない部分があったのが少し残念。たぶん、何事もない平穏な日々だったんだろうけど。2015/02/16

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