出版社内容情報
新発見!やり過ごし、尻ぬぐいこそ組織を安定させ、発展させる力だ。「係長」の役割に着目した気鋭経営学者が解く日本企業成功の秘密。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Seiichi Takayama
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タイトルがキャッチーだが、日本企業において「やり過ごす」ことがどれだけ組織に貢献しているか、ということを真剣に研究した結果が解説されている。やり過ごしの原因は、多忙感、ということ。多忙なだけでは従業員もやめていってしまうが、それを防ぐには「見通し」だという。本書では「未来傾斜原理」と呼んでいる。 ビジネスのハウツーだけでなく、組織や人事制度、経営哲学にまで踏み込んだ、示唆に富む本だった。2014/07/13
りっちー
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やり過ごしとか尻拭いとかマイナスなイメージの書名だが、統計から相関関係を炙り出したり、実例を持ってトップの在り方を示したりと、面白い内容だった。2013/03/17
けいてぃ
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見通しが持てることが辞めないために大切。2024/09/12
misuke
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未来傾斜原理。未来はずっと続いていくと考える。自分の仕事が自分の死後何年も経ってからふと誰かの目に止まるのを想像すると確かにワクワクする。他者との関係が未来まで続いていく状況では、上品な者が生き残る。2022/07/13
HAGANELLICA
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係長、チーフこそやり過ごさないと企業は回っていかないのだな...2019/09/01