内容説明
棺桶から生き返った右に心臓がある搭乗員、ともに沖縄特攻を目指した兄弟の生死を分けたもの、ある陸軍戦闘機乗りがついた小さな嘘…。一千余人に及ぶ旧軍関係者の取材の中から選りすぐられた短篇13本。
目次
絆は沖縄を挟んで
整備士官たちの分岐点
桜弾未遂
事故に斃れず
厚木基地の陸軍少尉
決戦の大空へ!
「震電」の周辺
黒部も“戦場”だった
学鷲、征く空と還る空
ガンシップ「銀河」の一撃
新聞社機で翔る
歪んだ回想
夜戦のエキスパート六人
著者等紹介
渡辺洋二[ワタナベヨウジ]
昭和25(1950)年、名古屋市生まれ。立教大学文学部卒業後、航空雑誌の編集者を経て、現在航空史の研究・調査をライフワークとしている。現在までに取材した旧軍関係者は約1000人に及び、その取材力、執筆内容の正確さには定評がある
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