内容説明
食に一家言を持ち続けた“食いしん坊”52人の軌跡。
目次
第1章 街角グルメの元祖たち(永井荷風―美味は美形とともに;奥野信太郎―ひっそりと隠れてある食い物屋を好んだ;斎藤茂吉―歌聖にして鰻聖 ほか)
第2章 厨房で見つけた我が食の道(向田邦子―絶妙の勘と好奇心一味違う“おいしいもの好き”;村井弦斎―食を通じてのユニークな啓蒙思想;本山荻舟―家庭惣菜は大根・豆腐・刺身に限る ほか)
第3章 食のさすらい人(吉田健一―黄金時代のあとさき;谷崎潤一郎―女性を通じて完成した、上方好み;佐藤垢石―井伏鱒二の鮎釣りの師匠 ほか)