出版社内容情報
昭和47年、田中内閣が発足し、今年7月竹下派が独立。田中派が崩壊するまでの全過程を点検し、組織の成立と崩壊、危機管理を摘出。
内容説明
「日本の悲劇」が近づいている―日米経済戦争を基軸とする国際経済環境は、いやがうえにも厳しく、日本経済の破綻は目前に迫っている。はたして、こうした危機をポスト中曽根を目指すニューリーダーたちは乗り切れるのだろうか。私には不安でならない。なぜなら、そこには政治家として強靱な指導力を発見できないからである。危機管理の方法とは?組織管理の極意とは?希有の天才政治家田中角栄の「現場報告」を通じて、常勝の戦略戦術を抽出したゆえんである。
目次
プロローグ 角栄の歯ぎしりが聞こえる
第1章 支配者(リーダー)の条件
第2章 勝ち残るための戦略戦術
第3章 組織拡大の極意
第4章 危機管理のポイント
第5章 権力衰退の図式
第6章 近未来政権の読み方(「日本の悲劇」がやってくる;ニューリーダーの政権構想では国際社会に生き残れない;竹下登;安倍晋太郎;宮沢喜一;二階堂進)